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私たちにとって当たり前の考え方は、海外では通用しないと痛感

2022年01月21日

社会福祉学部 福祉心理学科

山田 紗矢香

日本から世界へ視点を広げる
日本にいて共通認識だと思っていたものは、世界から見ると多様な考え方の一部に過ぎないと感じました。相手の立場に立って物事を考えることの大切さをマラナタ学生とのコミュニケーションで学びました。

想像以上の学び

 私たちのグループのディスカッションテーマは「ジェンダー」でした。最初は、マラナタの学生とどの程度話し合いが出来るのか未知数でしたが、想像以上に意見交換をすることが出来ました。例えば、同性婚や重婚について、キリスト教とイスラム教の学生での捉え方の違いについてなどです。話題そのものがセンシティブであり、個人の意見を聞く段階まで到達できるか不安に感じていましたが、数回話し合いをして仲良くなった後で話題にだしたからこそ、出来たことであると感じています。

リアルタイムで協働作業が出来る”canva”を使い、話し合いを重ねながら資料を作成。

共通認識の違い

 私の失敗談について話します。プレゼン準備の時に、マラナタの学生に「インドネシアと日本で同性婚に賛成する人はそれぞれ何割なのか」をクイズにするのはどうかと提案したことがありました。最初はみんな賛成していましたが、しばらくしてから、「やはり、文化的にセンシティブな話題であるためクイズはやめたい」と連絡がありました。この返事が来た時に初めて、相手の立場に立って物事を考えることが出来ていなかったこと、自分の固定観念の中で話をしてしまっていたことに気づきました。すぐに謝り、その後も仲良く連絡をとり続けトラブルに発展することはありませんでした。このことから、異文化の人と接する時、発言する時には相手が不快にならないかなど一度相手のことを考えてから話す必要があるということを学びました。このプロジェクトで、日本の共通認識は世界では通用しないことに改めて気づかされました。

発表当日のスライド。インドネシアの文化的背景に配慮した質問をマラナタの学生と一緒に考えました。

最後に

 マラナタの学生との交流を通して、実際に挑戦することでしか得られない達成感と気づきが大いにあったと実感しています。話し合いやプレゼンテーションは有意義な時間であり、とても楽しかったと感じています。みなさんも機会があればぜひ無駄にせず、自分自身の成長のためにできる限り取り組んでほしいと思います。

 

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