北星学園大学・北星学園大学短期大学部

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国際共修サイト COIL's Story

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経済学部 経済学科卒業

鎌田 聖馬

自分の行動、選択次第で世界は変わる
抱いていた期待以上に、一つのプロジェクトが新しい「広がり」を与えてくれます。自分のなりたい姿に憧れて一歩先へ踏み込むことで、出会いや可能性にあふれた環境とつながることができます。

*関わったプロジェクト
  • Gender Diversity in Our Society with Dr. Victoria Rawlings
  • Education and Gender Diversity with Dr. Victoria Rawlings
  • First Students Meeting in Collaboration between HGU and MCU

どのような活動で、それはどのような経験でしたか?

①シドニー大学・プロジェクト

 自分はコアメンバーとしてプロジェクトの企画から当日の進行までほぼすべての作業に携わりました。そこで求められたのは統率力・合理性・時間効率・アイディア力など総合的な能力だったように思います。自分でアイディアを出し、メンバーの意見を受け、よりよい答えを導く。意見が食い違ったときに落としどころを見つける作業。取り上げる題材の精査、整合性の確認。ポスター・動画制作。セッション当日のシミュレーション等。複数同時進行する必要のある作業をどう分担するのが最も効率が良いか…。プロジェクトを成功させるには自分が培ったものすべてを費やす必要があったように思います。海外での活動経験のみならず、これまでの日常で少しずつ積み重ねたディベート力やコミュニケーション力といったものを含めた、自分のこれまでを集大成として形にしていくような時間でした。

②マラナタ・学生ミーティング

 2年生から4年生まで学年を越えた活動になったということが何よりも刺激的でした。また、有意義なプロジェクトであったと胸を張って言えるのは「先輩としての立ち回り」と「後輩の成長」の二点が充実していたからだと思います。企画やミーティング、スライド作製までの流れや台本に頼らない発表のスタイルなど、自分が学生時代に培った経験の一部を後輩に伝えられたというのが、このプロジェクトでしかできなかったことだと思います。短期間でも目に見えるほど成長してくれる後輩の英語力(伝えようとする力)と、本番での毅然とした態度は誇らしいものでした。彼らが何かを感じ取ってくれたのかもしれない、という感覚がそのまま自分の達成感として積もっていたのだと思います。

現在、プロジェクトの経験が社会人としてどのように活かされていますか?

 これらのプロジェクトから得たのは、直面した壁を迂回せずに越えてみようと思ったり、なにかが始まりそうな場面で一歩を踏み込めたりする力です。国際交流でのスピーチや司会に無理をしてでも飛び込んでいたおかげで、気づけば物怖じとは縁遠い性格になっていました。誰かに何かを伝えたい、挑戦してみたいことがある。そういったときに障害となるのは周囲の反論であり怯弱な自分の性格です。きっとこれから先、逆風に煽られてもこれらのプロジェクトで培った経験や自信が背中を押してくれると思います。

後輩へのメッセージをお願いします

 是非どんな形でも構わないので何かしらのプロジェクトに飛び込んでほしいと思います。何事も一歩目を踏み出すのは難しいですが、卒業後の自分の姿に憧れて、一歩、進んでみてください。
 こういった大学のプロジェクトの凄さは「広がり」にあると思っています。自分が最初に期待していたのは、きっと皆さんが思っているのと似たような、語学力の向上や履歴書にかけるような経験でした。しかし、経験して実感するのは、自分の中に積もるのはいつも期待以上のもので、一つのプロジェクトが新しい可能性や友達、選択肢を与えてくれるということです。国際交流が繋いでくれるのは、エネルギーに満ちた人との出会いです。一度踏み込んでしまえば、そこではいくつもの出会いが重なって、交流した数だけ新しい選択肢が生まれてきます。
 そして経験談には何かと苦労話が付き物で、「大変なこともあったけど~」のような文章が入りがちです。しかし、僕はこれらのプロジェクトには楽しい記憶しか持ち合わせていません。行動すればそれに追随してくれる仲間がいて、若くて青い傲慢を受け入れてくれる先生がいて、自分のやりたいことを実現できる環境がそろっています。不安や不満が付きまとったのは、プロジェクト開始以前だけで、始まってしまえばすべて自分の行動/選択次第だということを痛感します。出会いや可能性にあふれたこの環境だからこそ、自分が必要なものだけ拾って、無為な時間を過ごさずに済んだのだと思います。国際交流に強い憧れを抱いている人にも、漠然と“何か”を求めている人にも、飛び込んで損は無いということを伝えたいです。
 僕らの経験が見て下さっている人の後押しになって、新たな出会いにつながったのなら嬉しいです。

Special thanks: 鎌田さんにはTeaserとシドニープロジェクトの動画作成にも協力していただきました。卒業後もこうして私たちを支えて頂きありがとうございます! ~サイト作成メンバー一同より~

経済学部 経済法学科卒業

飛岡 健

自分軸と仲間を大切にすること
ビクトリア先生との再会は、「人の心に寄り添う」という自分のなりたい姿を思い出させてくれました。仲間を大切にし、その輪を広げることもまた、このプロジェクトで得られた学びです。

*関わったプロジェクト
  • Gender Diversity in Our Society with Dr. Victoria Rawlings
  • Education and Gender Diversity with Dr. Victoria Rawlings

どのような活動で、それはどのような経験でしたか?

 シドニー大学のビクトリア先生と再会するとき、正直なところ怖さの方が大きくありました。4年生の後期、同期はゼミで大きな成果を残していたり、未来に向けて一歩踏み出していたりしたのに、自分は…と、焦りを感じていた時期でした。
 しかし、実際にZoom越しにビクトリア先生と話してみるとそこには以前と変わらない先生の姿がありました。それは自分がなりたいと思っていた人の姿であり、相手の心に寄り添ってくれる、安心できる人そのものです。こういう人になるためには、自分の中に太い幹を持つことが大切なのだと改めて感じました。対話は人を変えます。価値観を共有・共感することの大切さが身に染みました。

プロジェクト準備の様子を北海道新聞社さんに取材していただいたときの一枚です。

現在、プロジェクトの経験が社会人としてどのように活かされていますか?

 中学校で働いていますが、正直なところ、まだはっきりと言葉にはできません。どれだけ大学で異文化理解の価値を学んだところで、社会はそれを受け入れていないことが多くあると思います。しかしそれでも、社会が僕という人間を必要としてくれている実感があります。この一年間で生徒から「先生は自分の経験も話してくれるから、色んなことを話せます」など、たくさん嬉しい言葉をもらいました。このように、生徒が安心して心を開いてくれる時に「経験が活かせた」と言えるのかなと感じています。

後輩へのメッセージをお願いします

 どこにいっても人を愛し、仲間を大切にし、仲間の輪を広げてください。社会に出ると、新たな価値を知る事もあれば、ぽっきりと自分自身が折られてしまう事もあると思います。その時に必要となるのが仲間の存在です。何ごとも独りで全てを成し遂げる事は難しいです。仲間を大切にして、信頼される人間としてその輪を広げてください。そのときに、自分の芯だけは曲げず、きちんと発信することも大切です。
 辛くなったら、これまで出会ってきた人たちの言葉や経験を振り返ってみましょう。きっと忘れかけた何かを思い出せると思います。自分が努力してきた一つ一つに自信をもち、勇気をもって踏み出してくれることを願います!

文学部 心理・応用コミュニケーション学科卒業

寺戸 楓

「教育」が「人」をつくり、育てていることを毎日実感しています
「教育は変わることができるか」というレミー先生の問いにはまだ答えられません。しかし、この経験を生徒に伝えることで、彼らの考え方を広げられることができているのではないかと感じています。

*関わったプロジェクト
  • Reconsidering Violence with Dr. Remy Low
  • Education and Mindfulness in a Violent World with Dr. Remy Low

どのような活動で、それはどのような経験でしたか?

 大学生最後を締めくくるプロジェクトでした。時間のない中、学年や学科の壁を越えてメンバーが集まり、毎日遅くまでzoomで会議をしていました。大変ではありましたが、個性豊かなメンバーに囲まれながら、貴重な時間を過ごせたと思います。
 私は教育業界にいますが、海外の教育界で活躍されているレミー先生のお話を聞き、ディスカッションができたのは大きな宝です。特にまだ日本でメジャーではない新しい視点について深く知れたことは、今とても役に立っています。また、周りに支えてもらいながら準備期間や当日を迎えられたことがとても印象的で、忘れられない経験です。

現在、プロジェクトの経験が社会人としてどのように活かされていますか?

 「教育」がいかに「人」をつくり、育てているのかを毎日実感しています。レミー先生の「教育は変わることができるか」という問いかけをふとした時に思い出します。答えは簡単には見つかりません。しかし、何も考えずに生徒の前に立つのではなく、この経験を経て、自分なりに「何をするべきか」を模索し、教科書通りのマニュアルな教育に陥らぬよう生徒一人一人と向きあっています。
 また、プロジェクトの経験を伝えることで、生徒の興味関心や考え方に幅を持たせるきっかけづくりができているとも感じています。きっとこの経験がなければ、今の考え方にも至らなかっただろうし、教科だけを教える自己満先生になっていたかもしれないです(笑)

後輩へのメッセージをお願いします

 これからも先輩方が繋いできてくれたプロジェクトや活動がたくさんあると思います!是非みなさんにはそのバトンを繋いで自分たちのものにしてほしいです。人と一緒になにかをつくり上げていくことはあなたを変えていきます。新しい考え方やものの見かたを得ることはもちろん、英語というツールを使えばその学びは倍増です。世界で通用する武器を身につければ、きっと世界が広がります。応援しています!

経済学部 経済法学科卒業

荒瀬 将貴

どんなタスクでも臆することなく
東京2020オリンピック・パラリンピックで、協賛企業のスタッフとして従事することができました。海外選手やTV放送関係者に価値提供し、国際イベントに関わる夢が叶いました。

*関わったプロジェクト
  • Reconsidering Violence with Dr. Remy Low
  • Education and Mindfulness in a Violent World with Dr. Remy Low

このプロジェクトは自分にとってどのような経験でしたか?

 レミー先生とのプロジェクトは4年間の集大成でした。2年生の時、教育の国際化事業で、英語で司会をしたことが原点です。100人程の観客を前に萎縮し、練習不足、英語力の低さ、仲間に頼れないなど、本当に苦い思い出でした。しかしその後、めげずに何度も挑戦し続けました。その挑戦の先にこのプロジェクトがあり、助けてくれる仲間や優秀な先輩たちと出会うことができました。

現在、プロジェクトの経験が社会人としてどのように活かされていると感じますか?

 2つあります。1つはどんなタスクでも臆することなくやっていけると感じることです。私の担当は、主にルートセールスがメインですが、時々、新規のお客様を対応することがあります。事前情報が少ないため不安に感じることもありますが、英語でセッションの司会をしたことを思い出すと、どんな仕事でも吹っ切れるようになりました。

もう1つは、東京2020オリンピック・パラリンピックの仕事に関われた時に感じたことです。去年の夏に2ヶ月間東京国際フォーラムの会場にて、オリンピック・パラリンピックに協賛企業のスタッフとして従事することができました。英語を活かして、海外選手、海外からのTV放送関係者、選手たちのサポーターなどとコミュニケーションを取り、価値提供できました。具体的には、飲料を扱う会社のため、クーラーの設置、撤去の交渉や、検品やサインを頂くことなどです。このように国際イベントに関わり、大学で学んできたことを活かせたのは私にとって大きな自信になりました。

後輩へのメッセージをお願いします

 皆さんには、一見身の丈に合わないようなチャレンジをして欲しいです。頼もしい仲間や先輩達と出会い、互いに成長できる環境に身を置くことで、その困難も乗り越えられます!大変だと思いますが、頑張って下さい。

会話のキャッチボール

2022年02月01日

経済学部 経済学科

杉本 理子

会話のキャッチボール
去年は会話のキャッチボールがうまくいきませんでした。その悔しさをバネにこの交流では楽しく会話して、相手の反応を感じ取ることができ、今までで一番良かったと思えるコミュニケーションがとれました。

悔しさをバネに

 マラナタ大学との交流を通し、「会話のキャッチボールをつなげること」の大切さを改めて実感しました。私は昨年度海外事情(英語A)に参加し、その中で海外の企業人にインタビューする際、英語での司会を経験しました。しかし、緊張から相手の話を汲み取り会話をつなげることができず、セッションはぎこちない雰囲気で終わってしまいました。この経験が非常に悔しいものとして残っていて、今回の交流会で再度司会を担当すると決まった時、なんとか成功させたいという強い気持ちがありました。

会話が楽しめた本番

 決心して迎えた本番では、間違いや失敗を気にせずに話すことができ、英語を使って会話するというだけでなぜかこわばる以前の自分が可笑しいとさえ思えました。会話を気楽に楽しめて、マラナタの学生が喜んでいる反応も直接感じ取ることができ、今までで一番コミュニケーションが良く取れました。このような変化を感じることができたのも、海外事情での悔しい経験があったからこそだと思います。

たくさんの海外の方々と交流できる機会というのはなかなか自分たち学生だけで掴めるものではないと思います。企画してくださった両校の先生方、本当にありがとうございました。

経済学部 経済学科

社内 優斗

「国際交流し続けたい」と思えた経験
マラナタの学生の熱いパッションを感じ、積極的に挑戦するマインドセットを学びました。

インドネシアとの意外な共通点

 私は今回の交流で、英語で日本の良さを伝えられる感動を覚えました。事前のアイスブレーキングからマラナタの学生は侍や忍者などに興味があると知れたので、私たちは「日本の武道」について話すことに決め、楽しみながらチームで作業を進めていきました。
 当日は司会を務めたのも、新たな挑戦でした。突発的な英語力が試されるなか、笑顔を絶やさない進行を心がけ、タイムマネジメントを意識しながら交流をしていきました。チャットでの質問や感想にも触れ、マラナタの学生と距離を縮められたと思います。特に興味深かったのは、日本とインドネシアの武道について質問しあい、「プンチャック・シラット」というインドネシアの伝統的な武道を知ったことです。日本との共通点が意外とあるのだと思った場面でした。

伝わってきたパッション

 今回のプロジェクトではマラナタの学生の熱いパッションを感じ、積極的に挑戦するマインドセットを学びました。これからもマラナタ大学と交流を続けたいと強く思える素晴らしい国際交流でした。

経済学部 経済学科

伊藤 汰一

初めての異文化交流で見えたもの
海外の学生との交流に最初は不安を感じていました。しかし、マラナタの学生に向けたプレゼン発表の準備を通して、テーマに関する知識や興味、英語でのプレゼンにおける大切なことを学び得ることが出来ました。

「日本のコンビニ」をテーマに

 ゼミ発表を通じて、海外の方とのコミュニケーションを初めて経験しました。最初は自分の言いたいことが伝わるのか、自分の言ったことに対して相手がどのような反応をするのか不安しかありませんでした。しかし、アイスブレーキングのおかげでマラナタの学生がどんな感じの人たちなのかがわかり、本番には緊張が和らいでいました。
 私のチームは、日本のコンビニエンスストアをテーマに発表しました。資料を集める際に、信用できる情報、かつ説明しやすいものを選びましたが、それでも難しい単語が並んでしまいました。もっと語彙力があり、それを使いこなせていたらもっとスムーズなプレゼンになったはずというのが反省点です。一方で、資料を集める中で、取り上げたテーマについて興味が湧き、知識になっていったという点は自分にとってプラスになりました。

先輩からのアドバイス

 また、先輩からプレゼンのアドバイスをいただいて、緩急をつけること、強調したいところで間を作るといったことは、今後のプレゼンでも役に立つものだったので、アドバイスをいただく時間は特に重要だと思いました。今回英語で会話するということを経験して、これからは授業だけでなく、道案内など日常生活でも英語を活かすことができそうな気がしました。

Remember, you only live once!

2022年01月24日

マラナタ・クリスチャン大学

ブレンダ・クリスティ・アリフィン

Remember, you only live once!

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Remember, you only live once!

Personally, I think that this program is amazing. Not only we learned about each country’s culture but we also learned our country’s culture that we have never known before as well. In addition, we also got new acquaintances and new experiences, especially on how to work together as a team. As for me, the most meaningful part of this program is of course, the progress. I still remember how nervous I was, especially during the first meeting. Thankfully, all of HGU students are friendly and they also tried their best to chat with us MCU students, so I became less nervous. I also got nervous when I saw my group’s theme. To be honest, I did not really understand about anything related to gender in Indonesia. However, thanks to that I gained more knowledge about my own country’s culture about gender that I’ve never known before. I also felt thankful for all of my team members, since all of them are really cooperative and I had fun upon discussing about our presentation. At first, we might be pretty awkward. We also faced some misunderstandings during the process but thankfully we became closer as the time goes by. We even had an after party together!
As for the difference between MCU and HGU students, I learned that in HGU if you present something, you also tend to ask a question or two to the audience. It really is fascinating for me, because in MCU, as the speaker, usually you will be the one who received some questions from the audience, and I would say that it is pretty rare for the speaker to ask questions to the audience. I also learned that Japanese people are really diligent. All of HGU students from my group members have part time job, yet they still able to schedule meeting with us. They even make agenda for our meeting, even though they are busy. That’s why I’m amazed by how they manage their time and how diligent they are.

Message to juniors

For those of MCU and HGU juniors, I highly recommend this program! Yes, you might face some difficulties such as time and language differences during the process, but I believe that you guys can overcome it. Believe it or not, you will learn a lot from each other and for those of you who wants to improve your communication skills, joining this program would be really helpful since I believe everyone who joins this program is still learning like you. You may make some mistakes, but you may also learn from it and of course you may become better! Remember, you only live once!

人生は一度きり

 このプログラムは素晴らしいと思います。お互いの国の文化だけではなく、今まで知らなかった自国の文化さえも知ることができ、加えて、新しい友人や経験、特に1つのチームとしていかに一緒に取り組むかという学びも得ることができました。なかでも私にとって最も意味のあったことはプログラムの「過程」です。最初は、かなり緊張していたことを今でも覚えています。しかし、北星の学生が親しみやすく接してくれて、英語での会話にも尽力してくれたため、緊張がほぐれていきました。
 私は、グループテーマが決まったときも不安でした。しかしこの機会のおかげで今まで知らなかった自国の事情に関する知識も得ることが出来ました。みんなが協力的だったこと、ディスカッションが楽しかったこと、チームのメンバー全員に感謝しています。最初はみんなぎこちなく、コミュニケーションの誤解などにも直面しましたが、時間を重ねていく度にメンバー間の距離も縮まっていきました。アフターパーティーもしたほどでした!
 私たちと北星の学生の違いに関して学んだことは、北星の学生はプレゼンをする際、発表者が聴衆に1つ、2つと質問を投げかけることです。マラナタの学生は、聴衆が発表者に質問を投げかけるため、逆で珍しいなと感じました。そしてこの違いは私にとって魅力的でした。また、私のグループの北星メンバーは全員アルバイトをしていて忙しいにも関わらず、その中でマラナタ学生とのグループミーティングのスケジューリング、アジェンダ作成もこなしていました。彼らの時間管理と勤勉さには驚かされました。

マラナタ・北星の後輩の皆さんへ

 私はこのプログラムをお勧めします!時間や言語が異なることによる困難に直面することもあると思いますが、必ず乗り越えられます。信じられないかも知れませんが、本当に多くのものをお互いから得ることができます。コミュニケーションスキルも向上します。このプログラムに参加する人々は、あなたのように学び続ける姿勢を持っています。失敗もすると思いますが、そこから得るものがあり、必ず成長するはずです!忘れないで。人生は一度きりです! 

経済学部 経済学科

佐藤 寛起

自分の殻を破るきっかけになったプロジェクト
逃げ道がなかったのが、自分にとって逆にプラスでした。大学生の今、頑張ればその負荷は新たな自分への成長につながるはずです。

自分の殻を破るきっかけ

 僕にとってこのプロジェクトは、自分自身の殻を破るきっかけになりました。今までは自分の英語力に自信がなく、オドオドしたり、諦めたりすることが多くあったのですが、このプロジェクトでは、そんな自分を変えたいという思いからリーダーに挑戦しました。コミュニケーションを図らなければ作業がストップしてしまうため、逃げ道がなかったのが、自分にとってとてもプラスになったと感じます。マラナタの学生に、積極的に「これはどう?こうしてみない?」と色々な角度から、とりあえず何かしようという思いで提案してみるようにしました。すると自分がダメだと思っていたことでも、マラナタの学生は案外「いいね」と言ってくれ、採用されたものも多くありました。「とりあえずやってみる」がとてもいい方向に動き、チームのみんなもそれについてきてくれました。

まず初めに心を開いてもらえるよう、このようにアイスブレークを行い、雑談も交えながら仲を深めていきました。

後輩の皆さんへ

 僕から言えることはただ一つ「失敗を恐れず、とりあえずやってみる」ということです。僕は、受験に失敗して北星の経済学科に入学しました。今までの大学生活を振り返り、楽なほうを選んだこともありましたが、茨の道を選んでもっと自分を成長させたかったなと今になって、少し後悔をしています。後悔しないように今が頑張りどきです。大切なのは失敗を恐れずに、どこまで自分に負荷をかけられるかということ。自分にかかった負荷は必ずプラスになります。今では、この大学に入ってよかったと思います。私も頑張りますので、みんなも諦めずに頑張りましょう。

経済学部 経済学科

舘林 佑樹

マラナタ学生とのディスカッションは、どんでん返し!?
ネットで調べたインドネシアと、チームメンバーの声は異なるものでした。リアルなコミュニケーションから多様性を学ぶことができました。

「生きたコミュニケーション」という集大成

 このプロジェクトを通して、自分の英語力に少しは自信を持つことができました。海外事情(英語A)でオーストラリアに行き、その後TOEICも勉強しましたが、このプロジェクトを行うまでは、本物の英語力に自信を持てていませんでした。しかし、1か月のコラボ期間の間、積極的にインドネシアチームとコミュニケーションを取り続けていくうちに、英語に触れる機会が断然増えていき、少しずつ自信を持ち始めてきました。一か月後の最終プレゼンでは、司会をつとめ、自分の考えていた内容以外にもアドリブを入れたりなどもでき、「生きたコミュニケーション」という意味で、自分の英語力の集大成となりました。

こんな風にチーム内でよく冗談を言い合って、笑っていました。

リアルな多様性を感じた出来事

 英語力以外の観点から振り返ると、まだまだ知らない現実があるんだと考えさせられたプロジェクトでした。私のチームは結婚制度についてディスカッションしました。その準備のため、最初ネットで調べてみると、ムスリムは一夫多妻制を採用していると書いてありました。しかし、実際にムスリムのメンバーの意見を聞いてみると、彼女自身は、一夫多妻に対しあまり好意的ではないとのこと。そもそも一夫多妻制事情さえ知らなかった私にとって、その意見はどんでん返しのような感じでした(*実際の事情は形骸化されているようです)。この出来事を通して、インターネットの情報と現実はここまでも差があるのかと、考えさせられました。このように、様々なエピソードを通して “リアルな多様性”を学ぶことができました。

一夫多妻制について私が投げかけた質問に対し、ムスリムの学生が説明をしてくれている様子。

後輩のみなさんへ

 みなさんにお伝えしたいことはひとつです。それは大きな事に挑戦をしてみてください。私は今回、英語での司会に挑戦しました。初めてだったので自信は全くありませんでしたが、自分の想像以上に得られるものがありました。みなさんが卒業する時に北星学園大学に来て良かったと思えるような挑戦を、ぜひしてみてください。

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