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Web入学式2020

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Web入学式2020

北星学園大学・北星学年大学短期大学部 Web入学式2020

新型コロナウイルスの影響拡大に伴い、新入生・保護者の皆様、教職員の健康面、安全面を考慮し、感染リスクを回避するため、2020年4月2日(木)に札幌文化芸術劇場hitaruで予定していました入学式を中止とさせていただきました。新たな大学生活のスタートを切る節目の入学式を中止したことは、新入生・ご家族の皆様のお気持ちを思うと非常に残念でなりません。

一堂に会しての入学式は実施できませんが、教職員一同、新入生の皆さんを歓迎するメッセージを送りたいとの思いから、「Web入学式2020」を配信することとしました。
新入生の皆さん、入学おめでとうございます!

学長 大坊 郁夫

前奏曲/フーガ変ホ長調よりBWV552 J.S.バッハ作曲
後奏曲/ソナタ第3番 第1楽章 メンデルスゾーン作曲
撮影場所:チャペル

チャプレン:日高 嘉彦

チャプレン:日高 嘉彦

2020入学式の祈り

<聖書>
マタイによる福音書5章14節〜16節

14 あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。15 また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。16 そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。

<開会祈祷>

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イエスキリストの父なる神様。
今日、ここに入学式が備えられていることを感謝いたします。あなたがたて、私たちに委ねて下さった北星学園大学および北星学園大学短期大学部の教職員一同、並びに在学生は、新入生を迎え喜びにあふれています。
今年は、日本と世界を揺るがしている病のために共に集まり入学式を祝うことができず残念な思いもあります。しかし私たち北星に集う者は、それにもまして、その病いのために亡くなられた方々、また罹患し苦しみと不安の中にある方々と、そのご家族のために慰めと励ましを祈ります。またこの病の拡散のために経済的に社会的に苦境にたたされている方々、また自らの危険を顧みず現場で闘っておられる医療関係者の方々のことを覚えます。神よ、私たちは人類を襲っているこの危機の終わりがくることを信じ、互いをいたわり励ましあって、それぞれが出来る努力を日々払っていくことが出来るよう導いてください。
神さま、この節目にあたり北星学園大学、短期大学部、大学院で学びを始めようとしている1300余名の一人ひとりの思いを整え、その歩みに必要なものを満たし、心身ともなる健康を支えて下さい。この北星での学びや生活を通して、学びの意味、生きる価値について想いを深め、私たちが新たに会う人々を大事にし、人を思いやる小さな勇気を身につけていくことが出来るようにして下さい。このような非日常性の中にあってこそ、私たちに与えられた1日1日を大事にしていくことが出来るよう、必要な知恵を与えて下さい。

イエスキリストの父なる神よ、これらの新入生を迎えいれる私たち教職員のために祈ります。私たちはあなたから託された一人ひとりに真摯に向き合い、心をつくし、力を尽くして、その歩みを支え、寄り添い、また私たちも共に成長しいきたいと願っています。このときにあたり、私たちに謙虚な思いと新たな決意を与えられ、あなたから託された責任を全うすることが出来るように助け導いて下さい。

この祈りを、北星学園に連なる人々の願いと祈りにあわせ、私たちの主イエスキリストの御名によって祈ります。

アーメン


学長:大坊 郁夫

学長:大坊 郁夫

入学式学長式辞

ご入学おめでとうございます。皆さんを心より歓迎いたします。北星学園大学大学院・大学・短期大学部を代表して歓迎のご挨拶を申し上げます。そして、ご家族の皆様に心よりお祝い申し上げます。新型コロナウイルスが猛威を振るっている状況にあるために、このような形になりましたことをご理解ください。
皆さんは、本学の重要なメンバーとなりました。学生である皆さん、授業等を担当する教員、職員がいます。それぞれ相互のつながりで大学は成り立っているのです。その自覚を持って、大学の担い手になってください。

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本学の歴史と使命

北星学園大学は、1962年4月に文学部英文学科、社会福祉学科各50名定員の小さな大学として発足しました。それが今や在学生4300名を超える大学へと成長しました。大学、短大、大学院、専攻科を加えると卒業生の総計は53,000名以上になります。キリスト教に基づいた正義と良心を重んじる精神を持った卒業生が幅広く活躍しています。

本学は、アメリカの宣教師サラ・スミス先生によって1887年に設立された「北星女学校」に由来します。スミス先生は、当時としては決死の覚悟で来日し、函館から札幌に渡り、一から手造りで女学校を設けました。献身、奉仕の信念によるヒューマニティ教育は、北星学園の教育の根幹に据えられています。HPにある大学案内―ミッション・ステートメント(*1)をぜひ読んでください。

未知なるものへの恐れ 〜地球と人類を守る〜

誰しも得体の知れないものには恐れを持つものです。自分の知識をもってしても理解できないことは、自分の居る世界を危うくするので、未知なるものを避け、否定し、攻撃さえするのです。
現下の新型コロナウイルスへの感染不安は、極端な警戒心に支配された偏ったポピュリズムを招き、ひいては人種への偏見、閉鎖意識を増大させています。また、先が読めない怖さから、自分だけが取り残されるのは嫌、それ故に他人を模倣する心理からマスクやトイレットペーパーの買い占めに走るのです。品薄になるとその状況から同調行動に拍車がかかるのです。

このような人間の行動の仕組みを理解し、合理的な判断をするよう心がけたいものです。
「地球が静止する日」(2008年)という映画があります。地球外文明の代表であるキアヌ・リーブスが演じる主人公クラトゥは地球が人類によって損なわれているので地球を守るために来訪しました。長い歴史のなかで人類が変わることを期待していたがそうではないので、地球を人類から守る(つまり、人類を排除する)との判断をします。しかし、人類が進めて来た環境破壊のために地球が窮地にあることに気づくこの時こそ、初めて人は変わろうとすることを理解し、人類が変わることを期待して地球を去っていきます。
われわれ人類の存在は、地球やわれわれの子孫にとってどのような意味を持つのでしょうか? 地球温暖化の解決、SDGsの17目標の実現は、決して先延ばしできることではありません。今こそ、皆さんの一歩踏み出す力が必要とされているのです。

学ぶことに貪欲に 複合的な視野を持つ

皆さんは大学で学ぶことに大きな期待を膨らませていることと思います。

ところで、“何故”学ぶのでしょうか?
個々の学問領域に応じた具体的な目標はあるはずです。その個々の目標は全て、人類が自然と調和し、充実した生活が持続可能であることを保障するためのものです。その手立てを後の者に渡す責任があるのです。学ぶことには境界はありません。自分の学ぶ分野から縦横に拡がる多様な学びに貪欲になってください。

われわれが住む社会は、生活する者の理想に通じる哲学、社会を築くための目標概念とデザインがあり、それを具体化するテクノロジーによって成り立っています。そして、これらを許容する環境が下支えされなければなりません。AI(人工知能)、情報科学、データ活用、ICT技術の進化は目覚ましいものです。
各自の学びの基礎を固めつつも狭量になることなく、複合的な科学センスを身に付けてください。それこそが持続可能な社会に必要な智慧になるのです。
複数の授業で得た知識や考え方を組み合わせることによってこそ新たな発想や工夫ができるのです。基礎の科目、専門の科目と各自の自主的な活動が相乗的に皆さんの大きな成長をもたらすと信じています。

本当の豊かさを求めよう

今は便利な時代です。夜中にお腹が空いても、近くで暖かいハンバーガーは手に入ります。インターネットで簡単に情報を得られます。時間をかけずとも自分のニーズを簡単に満たせるのです。換言すれば、努力の量や時間を節約できます。でも、そこでできた余裕を人はうまく活かしているでしょうか。
ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領が地球サミットで行った有名な演説(*2)の中で、人類は現代に便利な多くのモノを作り出してきたが、様々な危機をコントロールしきれていない。むしろ、逆に、人類は自ら作り出した消費社会に支配されていると述べています。
端的に人類共通の「幸せ」に生きるという目的がありながら、生活の手段である豊かさに目を奪われてしまっている、その人類社会への警鐘を鳴らしています。

豊かな時代と言われますが、「何の豊かさなのか」われわれは自問すべきです。
そう考えると、われわれの課題は多いことに気づきます。例えば、働き方改革の問題などです。また、どのような職種であろうと、年々とその仕事ぶりは細分化されつつあります。仕事の全容が掴めない、目の前の作業にのみかかずらわって、仕事の本来の意義が見えないというのでは困ります。
社会的な出来事を身近なこととして関心を持ち、考えてみてください。そして行動しましょう。大学での学びを通じて幸せな社会を築くために貢献できる人になることを期待しています。ご入学おめでとうございます。

2020年4月2日 学長 大坊 郁夫

1:北星学園大学の理念
2:ムヒカ大統領ムヒカ前大統領の演説


副学長:鈴木 剛

副学長:鈴木 剛

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
いよいよ、北星学園大学・短期大学部そして大学院での「学び」が始まります。
そしてこの時、私たちが痛感するのは、この「学び」が成り立つためには多大な「準備」、「備え」が必要だという事実です。今、教職員一同、全力でその準備を進めているところです。もちろん、皆さんもそうですね。日本でも、世界でも、同様のことが行われています。
さて、2020年度の新学期はこうして始まろうとしていますが、私が皆さんに期待したいことは、本学の建学の精神にある3つのキーワードの探求です。「人間性・社会性・国際性」がもつ意味の探求です。今日ほど学問と知識が、そして大学の「学び」が、今ほどその「人間性・社会性・国際性」の意味が問われている時代はないのではないか、そう思います。共に学んでいきましょう。


文学部長:柳町 智治

文学部長:柳町 智治

文学部の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

今回の新型肺炎の問題が人々に示したのは、我々が住む世界がいかに複雑で不確実かということです。この問題がこれからどう展開していくのか、社会としてどう対応すればいいのか、正しい答えは誰にもわかりません。

皆さんがこれまで学校で学んできたことにはいつも正解がありました。しかし、大学で学ぶことには必ずしも答があるとは限りません。むしろ、まだ答のない問題とどう向き合っていくのか、それを学ぶのが大学という場所です。

資料情報を集めて、分析して、まとめていく。理性的に考え行動できる人間になる。それこそが皆さんが大学で、そして文学部で学ぶ目的なのです。

文学部へようこそ! これからの4年間、皆さんと一緒に学んでいくのを楽しみにしています!


経済学部長:秋森 弘

経済学部長:秋森 弘

経済学部新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、みなさんは様々な困難の中で大学生活を始めることになります。しかし、従来当たり前とされてきた様々なことを見直し、新たなものを考えなければいけないきっかけにもなっています。
そしてひとたび新たなものを作ると、この状況が収束しても、従来のやり方には完全には戻れなくなるはずです。新入生のみなさんも、新たな社会、新たな経済システムを我々と一緒に考えていきましょう。
みなさんの多くは、4年後に卒業を迎えます。この大学、経済学部で学んで良かったと思える未来が待っているはずです。入学式はできませんでしたが、卒業式はきっとできるでしょう。そのときは盛大な卒業式にしましょう。


社会福祉学部長:田実 潔

社会福祉学部長:田実 潔

皆さん、こんにちは。2020年度、新入学生の皆さんご入学おめでとうございます。保護者の皆様および関係者の皆様にも心よりお慶び申し上げます。まだ直接お目にかかれてはいないのですが、皆さんの4年間の学びと学生生活がより充実したものとなるよう心より願っています。
社会福祉学部も他の学部同様、皆さんの期待感に応えられるように、あるいは少し不安を感じている方には安心感を持ってもらえるように、教員一丸となって精一杯のサポートをしていきたいと思っています。それでは、大谷地のキャンパスで皆さん方にお会いできることを楽しみにしていますので、体調を崩すことなく元気な顔を見せて下さい。待っています。


短期大学部長:藤原 里佐

短期大学部長:藤原 里佐

入学おめでとうございます。
新年度のスタートがこのような形になり、皆様も不安を抱いていることと思います。
特に短大部は2年間の短い学生生活ですので、早く仲間と出会い、共に学ぶ喜びを体験してほしいと願うばかりです。わたしたち人間が作った予定や計画は、時として、大きな変更を余儀なくされ、予想外の出来事にも遭遇します。
しかし、そうした状況の下で、若い皆さんには、困難の中から希望を見出し、よりよい生き方を探ってほしいと思います。社会状況に目を留め、学生としての役割や使命とは何かを考える時間を持っていただきたいのです。
英語学、生活学を十分に追究できるよう、皆さんの最善の道が備えらえるよう、私たち教職員も全力を尽くします。卒業時には、「北星学園で学んでよかった」と一人ひとりが実感できるよう、一緒に歩んでまいりましょう。


学生部長:中村 和彦

学生部長:中村 和彦

新入生のみなさん、保護者また、関係するみな様、ご入学、誠におめでとうございます。

今年度は、これまでにない大変異例な大学生生活のスタートとなりました。
そのため、心配事や不安も多いことと想像致します。
しかし、どうぞご安心下さい。

学生部では、これからの北星学園大学の学生としてのさまざまな経験や活動に対して、また、さまざまな悩みや不安に対して、全面的にサポートし、大学生生活が充実したものとなるよう応援致します。

改めまして、本日は、おめでとうございました。


例年の入学式では「学歌」を歌います。以下のリンクからぜひ聴いてみてください。

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