北星学園大学・北星学園大学短期大学部

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韓 国

Korea

日本とは違う世界の価値観を学ぶ

韓国カトリック大学校

文学部 英文学科 3年 女性

韓国 (2019.4〜2020.3)

派遣留学


Ⅰ.学習面

1.授業の様子、内容はどうでしたか。

語学堂は先生たちが優しく分かりやすく教えてくれます。留学生用の授業は、語学堂の時間と被っているものが多く、取れる授業があまりありません。一般学生用の授業は、日本語学科の授業以外は、あまり留学生を受け入れてくれません。


2.語学のハンディはありましたか。

先生たちが、ついていけるように授業を進めてくれるので、ハンディはありませんでした。


3.授業についていくため、特に工夫したことはありますか。

課題として、単語と意味をすべて書いてから行くことと、内容を事前に把握してから授業に臨むことが課せられているのですが、ちゃんとやってこない留学生が多いです。でも、それに流されずに課題は毎日しっかりやることが大切だと思います。


4.教授陣は指導面で援助してくれましたか。

優しく熱心に指導してくださる教授が多いです。


5.学習面で一番苦労した点は何ですか。

語学堂のクラスに日本人が自分一人しかおらず、他のクラスメートはほとんどが、何年も前から語学堂に通う同じ国から来た人たちで、最初はあまり話してくれず苦労した。


6.その他、学習面で特に記しておきたいこと、準備しておいて良かったこと、準備しておけば良かったことは何ですか。

語学堂は一日四時間、週五日通う、長い時間を過ごすクラスなので、クラスメートと積極的に仲良くなって、クラスの雰囲気を良くする努力をするとストレスなく通える。日本語学科の授業では、日本人の文化や感覚、日本の歴史や有名な小説などについて教授に質問されることがあるので、日本にいる時から気にかけておくべきだったと思う。


Ⅱ.生活面

1.滞在方法


1-2.寮の名前

国際館


2.寮生活について感想・意見など

私は4人部屋を使い、1学期、夏休み、2学期、冬休みと四回部屋とルームメイトが変わりました。夏休みと冬休みの前に一週間寮を出なくてはいけない期間があり、その期間は自分で滞在先を確保しなければなりません。寮を出なくてはいけないことは、教えてもらえるわけではなく、自分で事務所に知ることが出来ませんでした。


3.ルームメイトとはうまくいっていましたか。

フランス人、インドネシア人、ベトナム人、台湾人、中国人、韓国人とルームメイトになったのですが、国籍は関係なく、お互いに普段からコミュニケーションをとるようにすれば、仲良く、多少のことではストレスを感じず過ごせます。逆に、コミュニケーションをとってくれないルームメイトの時は、些細なこともストレスになり、部屋にいることがいやになりました。


4.食生活はどうでしたか。

一時期は節約しようと、台所が無いので、電子レンジだけで作れるものを積極的に食べていましたが、あまり美味しいものがなくすぐに飽きてしまいました。現地の友達や留学生の友達と外食した方が、勉強にもなり楽しくて、お金を使ってでもそうした方が良かったです。


5.課外活動、特別行事、催し物などクラス外での活動に参加する機会はありましたか。

サークル活動、学校祭の留学生コーナー。


6.休暇について

(1) 週末はどのようにして過ごしましたか
友達と遊びに出かけたり、大きなテスト前には勉強したりしていました。
(2) 長期休暇はどこでどのようにして過ごしましたか。
基本的には友達の家に泊めてもらい、旅行には、大邱、釜山、アムテ島、慶州、福岡に行きました。車、KTX、ITX、優等バス、飛行機を交通手段とし、3~5泊程度。経費は一回の旅行で4万円程。韓国人の友達や他の国からの留学生と行ったので、一緒に旅行をする際の文化の違いも知ることができ、楽しみながらも学びの多い旅行でした。その土地を良く知っている人がいると、良い場所を効率よく回れます。長期休暇は毎日現地の友達と遊びに出かけられるせっかくのチャンスなので、勉強のためにも積極的に出かけた方が良いと思います。


7.印象に残った生活経験、留学先の国の人々の生活などはありましたか。

韓国の大学生は、常にたくさんの課題とテストに追われているので、本当に忙しくしています。勉強熱心。仲良くなると、家族ぐるみで仲良くしてくれます。


Ⅲ.大学について

1.大学の雰囲気はどうでしたか。容易に溶け込むことはできましたか。

学生は普段は真面目に勉強し、学校祭やテスト期間が終わった時に楽しく遊ぶような雰囲気。授業が22時頃まであったり、図書館が深夜2時まで使えたりするので、遅い時間まで学校に残って勉強している人が多いです。真面目な雰囲気なので溶け込みやすいと思います。


2.設備など、学習にふさわしい環境でしたか。

図書館の自習部屋や、校内の勉強できるスペースはたくさんありますが、夏休みと冬休み以外はいつも埋まっていて使える機会はあまりないです。自分の部屋で勉強することが多いです。


3.大学の受け入れについてはどう感じましたか。

前期だけ、トウミという留学生をサポートしてくれる韓国人学生を、留学生4人に対しトウミ1人をつけてくれます。寮は、毎年色々な制度が変わるらしく、寮の事務所が留学生の扱いを良く把握していないので、手違いや、重要なこと(寮を一週間出なくてはいけないこと、寮費の支払いをしなくてはいけないこと)を3日前など突然聞かされることが多いです。


Ⅵ.総括

1.留学経験は期待に応じたものでしたか。

期待していた通りにならないこともあったが、最終的にはとても充実した、楽しく過ごしながらも学びの多い留学経験になりました。


2.留学をして有益だった点を挙げてください。

予想が出来ないことが起こったり、悲しい気持ちになることがあったりしたが、それを臨機応変に乗り越える力がつきました。韓国の人だけでなく世界中から来た留学生と一緒に生活し、日本とは違う世界の価値観を学ぶ機会になりました。


3.これから先、留学経験をどのように生かしていきたいと思いますか。

韓国語をマスターし、韓国の文化、価値観をよく知ることが出来たので、それを踏まえて、韓国と日本の交流をもっと盛んにするため活動に参加するなどして、もっと日韓の関係が良くなるように努めたいです。


4.約1年間の留学生活を振り返って、感じたことは何ですか。

留学先では、日本にいる時のように気の許せる友人たちや家族にすぐに会える環境ではないからこそ、その人たちのありがたさを感じることが出来るいい機会でした。そして留学中には必ず悩みができますが、悩みが訪れるたびに自分を見つめ直すきっかけになり、自分の性格がよく分かるようになりました。これらは、これから生きていくうえで一生の財産になることだと思います。


 

 

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