Ⅰ.学習面
1.授業の様子、内容はどうでしたか。
語学堂について 多国籍で楽しい雰囲気。韓国語の文法や単語について学んだ。
大学の授業について 日本語や日本の文化について学ぶ授業を主にとっていたので、例文を読まされたり、その文化は日本では実際はどうなのか、質問されたりした。
2.語学のハンディはありましたか。
語学堂について 北星である程度学んでから留学に行ったし、韓国語は日本語と似ている点が多いので、ほかの国からきている人たちよりはハンディがなかったように感じた。ただ、日本語にない発音は難しかった。
大学の授業について 語学堂とは違い、やさしい韓国語ではなく、韓国人が韓国人に向けて話す語彙やスピードで授業を進めるので、最初は戸惑った。
3.授業についていくため、特に工夫したことはありますか。
語学堂について 授業内でちゃんと先生の話を聞いていれば、単語の予習復習以外に特別にすることはなかった。
大学の授業について 日本語や日本の文化を学ぶ授業が多かったが、その授業内で逆に韓国に来て戸惑ったことや、驚いた文化について聞かれることが多かったので、日常的に驚いたことについて覚えているようにした。
4.教授陣は指導面で援助してくれましたか。
語学堂の先生も、大学の授業の教授たちも、授業についてでも授業以外でも、なにか困ったことがあったらいつでも連絡してね、と言ってくれた。
5.学習面で一番苦労した点は何ですか。
韓国語でのプレゼンテーション。プレゼンテーションを準備するときにすべて韓国語を用いて発表しなければならなかったため、一度原稿を書いてからそれを添削してもらって、すべて覚えるという作業が、時間もかかったし、苦労した.
Ⅱ.生活面
1.滞在方法
寮
1-2.寮の名前
Cardinal Kim International Center
2.寮生活について感想・意見など
月に1度、清掃点検があるので常にきれいにしておくと、点検直前に焦って掃除しなくても済む。寮生活で困ったことがあったら寮の1階にある事務室に相談しに行けば大体は解決してくれるが、人によっては対応があいまいで適当な時もある。
3.ルームメイトとはうまくいっていましたか。
前期は日本人二人とカナダ人一人と私の四人部屋だったが、カナダ人とは英語で話して、平和に過ごすことができたし、後期はルームメイトが全員日本人だったため、トラブルもなく、平和に過ごすことができた。
4.食生活はどうでしたか。
寮には水とお湯と電子レンジしかないため、基本的に自炊はできないが、学校内に留学生用のオープンキッチンもあるため、申請すればそこを使うことができる。学校の周りに食べ物屋さんもたくさんあるため、外食するときも困らなかったし、アプリを入れて出前を取ることもできるため、食生活について不自由はなかった
5.課外活動、特別行事、催し物などクラス外での活動に参加する機会はありましたか。
語学堂の特別授業で、春学期はロッテワールド(遊園地)、秋学期は発表会があった。これらは出席に含まれるため、基本的には全員参加が必須の活動であった。そのほかに、授業外の時間にハングル文字をきれいに書く大会や、ハンコづくり体験など、韓国文化を体験できる様々なイベントがあった。
6.休暇について
(1) 週末はどのようにして過ごしましたか
町中に出てお買い物をしたり、イベントに参加したり、寮の中で友達とおしゃべりしたりした。日帰りで行ける距離の場所にプチ旅行にも行った。
(2) 長期休暇はどこでどのようにして過ごしましたか。
長期休暇は日本に帰ってきてアルバイトをした。
7.印象に残った生活経験、留学先の国の人々の生活などはありましたか。
基本的には生活の仕方は日本とそんなに変わらないし、変わった習慣というのも特にないように感じた。ただ、食べ物屋さんやスーパーで、日本と比べて、1人前の量が多く、少人数向けのパックが少ないような気がした。
Ⅲ.大学について
1.大学の雰囲気はどうでしたか。容易に溶け込むことはできましたか。
語学堂は韓国人がいなく、お互いに不十分な韓国語で探り探り話すため、気づいたら仲良くなっていることが多かった。反対に、大学では主に韓国人と話すため、語学堂よりは不安や緊張があるため、個人的には容易ではなかったが、少し時間をかければ仲良くなれた。
2.設備など、学習にふさわしい環境でしたか。
学校内にも寮内にも、勉強するためのスペースがいくつかあるし、図書館も学校の敷地内にあって、いつでも行けるため、学習にふさわしい環境であったように感じる。
3.大学の受け入れについてはどう感じましたか。
国際センターで定期的に催し物が開かれるが、外国人同士で交流することがメインのような催しだったため、ほかに韓国人と交流できる催し物があったらもっと楽しめたし、勉強になったと思った。
Ⅵ.総括
1.留学経験は期待に応じたものでしたか。
正直、留学している間は自分の語学力が以前より伸びたのか実感がなかった。しかし、日本に帰ってきてから韓国ドラマを見たり、今までの韓国語でのチャットなどを見返したりて、以前よりも確実に韓国語を自分のものとして使えていると感じた。また、語学力だけではなく、この留学を通してたくさんの人たちと会うことができて、自分の世界が広がったと感じるため、留学経験は期待以上のものだったともいえる。
2.留学をして有益だった点を挙げてください。
語学力が上がったこと、日本のいろいろな地域の人や海外の人たちと出会って、友達になれたこと、海外で生活をしたことがある、という経験が自分の自信につながったこと。
3.これから先、留学経験をどのように生かしていきたいと思いますか。
語学力はもちろん資格取得などに生かしていきたい。それから、語学以外にも、これから就職活動をしたり実際に働いたりすると、今までの経験とつながることがたくさんあると思うので、様々な貴重な経験を忘れないようにして、これから立ち向かうであろうたくさんの壁を超える際に生かしていきたい。
4.約1年間の留学生活を振り返って、感じたことは何ですか。
語学的にも人間的にもとても成長できたと感じる、とてもいい留学になったと思う。