学びの特色
経済学部には、経済学科、経営情報学科、経済法学科の三つの学科があります。
経済学的思考を二つのコースを柔軟に組み合わせて身に付け、グローバル社会コースで「活かせる国際性」を育む経済学科。経営・マーケティング・会計・情報といった分野の学びを多彩なプロジェクトで実践している経営情報学科。体系的な法学教育でリーガルマインドを養う二つのコースと経済・金融を学ぶコースとを併せ持つ経済法学科。
それぞれの学科で特色ある学びが展開されていますが、三学科とも共通して、経済学・経営学・法学といった社会科学の体系性を踏まえた丁寧なカリキュラムを用意し、ゼミ(演習)における少人数での知的活動を通じた人間形成を重視しています。また、データサイエンスを学ぶ科目群を三学科共通のプログラムとして履修可能にしています。
学部長メッセージ
経済学部は、1965年設立の経済学科に始まり、1987年設立の経営情報学科、そして、2002年設立の経済法学科と、扱う専門領域を広げてきました。
「経済・社会への確かな見識と、グローバルな感覚を養い、社会の変化に対応して活躍できるジェネラリストを育てます」(経済学科)、「現代の企業経営について各分野の基礎を学び、実社会で有効活用できる実践力を身につけます」(経営情報学科)、「経済や法律の知識をベースに、実社会で活躍できる実践的能力や、 自らの視点で社会の動向を分析・予測し人生を開拓できる力を養成します」(経済法学科)、と各学科が目標を掲げ、それぞれに個性的なカリキュラムを展開しています。三学科の魅力ある学びについて、ぜひ、各学科のサイトやパンフレットをご覧ください。
経済学部というと、カネ勘定を考えているところと思われる向きもあるかもしれません。たしかに、実社会で個々人の経済生活を成り立たせていくのに有用な知見を学ぶことができる面ももちろんあります。しかし、わたしたち経済学部三学科の教員が何よりも願っているのは、経済・経営・法律などの視角から人間・社会への理解を深く掘り下げていく体系的な「知」の魅力・意義を伝えたい、ということです。リベラルアーツとしての社会科学の楽しさ、とも言い換えられます。経済学部には、大学共通科目を担当する教員もいますが、やはり、それぞれの授業をリベラルアーツを担うものとして展開しておられます。
経済学部での学びは「役に立つ」ものでもあるのですが、それだけでなく、大学だからこそ体験できる深い探求を通じて「たしかな教養」を身に付けてもらえればと願っています。北星の経済学部がそのような場であり続けることができるよう、経済学部のスタッフ一同、教育・研究に邁進してまいります。

経済学部長 勝村 務 教授
KATSUMURA,Tsutomu
学部長プロフィール
研究分野
社会経済学原理論、文化経済学、日本経済論
近年の著書、論文
- 『マルクス経済学の論点:岐路に立つ世界を読むために』社会評論社, 2023年(単著書)
- 「人口を<再生産>するということ:人口減少と資本蓄積」季刊経済理論 第58巻1号, 2021年
- 「文化経済学とマルクス経済学」政策科学学会年報 第7巻, 2017年
- 「多目的を克服する見識と工夫を:芸術劇場に望むもの」朝日新聞2017年6月10日朝刊(道内面)
所属学会
経済理論学会(事務局長)、政策科学学会(監事)、北海道経済学会(理事)、文化経済学会<日本>
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