北星学園大学・北星学園大学短期大学部

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海外活動報告

Abroad Interview

とても実りのある留学生活

ジュニアータ大学

文学部 英文学科 3年 女性

アメリカ  2017春派遣(2017.4〜2018.3)

派遣留学


1.授業の様子、内容はどうでしたか。

ESLの授業では、一番小さいクラスでは5名、大きいクラスでも9名ほどの少人数で授業を受けていたので、毎回発言する機会や教授と意見交換する機会が多く、とても良い環境でした。内容としても、政治や社会問題など様々な分野を取り扱い、アメリカ国内や世界で起きている事柄について、より理解を深めることができました。ESL以外の授業も多く履修しましたが、基本的にはどのクラスも15~20名ほどの少人数で授業を受けました。


2.教授陣は指導面で援助してくれましたか。

ジュニアータの教授陣はとても協力的に指導をしてくれました。小規模なキャンパスで、クラスのサイズも小さいので生徒と教授の距離が近く、オフィスを訪ねてもいつでもwelcomeな雰囲気で出迎えてくれました。私は理解できないことがあるとオフィスに質問しに行っていたのですが、どんなに小さな質問でも私が理解できるまでとことん説明してくれました。また、オフィスアワー以外でも、メールをするとすぐに返事がくるのでとても助かりました。特にESLの教授には大変お世話になり、後期はその教授の授業を一つも履修していませんでしたが、何度もオフィスに相談や質問をしに行きました。どの教授も私がinternational studentだということを知っているので、顔を合わせる度に「今日の授業はどうだった?」「何かわからないことはある?」などと聞いてくれ、とても協力的な教授ばかりでした。


3.印象に残った生活経験、留学先の国の人々の生活などについて。

まず第一に、勉強と遊びをしっかり切り替えて、文武両道している学生が多いことに驚きました。勉強に手を抜かず、学内のアルバイトやイベントへ積極的に参加し、クラブ活動にも全力で取り組んでいる姿をみてとても良い刺激になりました。週末はパーティピーポーなのに、授業になると積極的に発言し、成績もクラスの上位という人がたくさんいて、同一人物とは思えないほどでした。
また、天気が良い日は、屋外に設置してあるベンチなどで勉強したり、芝生にタオルやレジャーシートを敷いて集まって勉強している人が多いのですが、気分転換にもなり、開放的な気分になれます。
勉強面以外で驚いたことは、ドアに鍵をかけないという点です。私も自分の部屋に鍵をかけたことはなく、色々な人が入って来ましたが、何かを盗まれたということはなかったです。生徒たちが口を揃えて言うように本当に安全なキャンパスです。多くの人が集まる食堂でも、席を決めたら携帯をテーブルに置いてみんなでその場を離れても誰も盗みません!また、町の人も(特に私のフレンドシップファミリーの場合は)車に鍵をかけませんし、外出するときにも部屋の鍵を閉めていませんでした。それでも何も盗まれたことはないそうです。とても小さな町なので比較的安全な地域だと思います。


4.大学の雰囲気はどうでしたか。容易に溶け込むことはできましたか。

全校生徒が2000人ほどの小さな大学で、ほとんどの生徒がキャンパス内の寮に住んでいるので、生徒同士の距離が近く周囲に溶け込みやすいと思います。Intenational studentsもたくさんいますし、international用のオリエンテーションやイベントも充実していて友達も作りやすいです。私は同じ時期に来た生徒の中で日本人は一人でしたが、日本に興味がある人がたくさんいたため、すぐにみんなと仲良くなれました。また、フレンドシップファミリー制度や、英語上達のためにアメリカ人のパートナーと会話をするConversation Partner制度、チューター制度など、interntionalsをサポートしてくれる制度がたくさんあるので、あまり心配することはないと思います。
私の場合は、周囲にinternationalに理解があるアメリカ人の友人やルームメイトがたくさんいたので、とても楽しく過ごすことができました。また、生徒だけでなく教授陣も理解がある方ばかりで、とても協力的です。


5.留学経験は期待に応じたものでしたか。

期待以上でした。まさかここまで楽しいものだとは思わなかったです!もちろん大変なことやトラブルなどもありましたし、泣きたくなることもありましたが、それもすべて含めてとても貴重な体験になりました。予想していたよりたくさん勉強することができ、新しいことにも挑戦し、素晴らしい出会いがありました。出発前はホームシックになるかもしれない、友達ができないかもしれない、授業についていけないかも、など心配ばかりしていて、なるべく期待しないように自分に言い聞かせていたのですが、いざ留学生活が始まってしまうと、心配している暇もないくらい忙しく楽しい日々を送ることができました。


6.留学をして有益だった点を挙げてください。

有益だった点しかありませんが、いくつか挙げるとすると、まず勉強面では確実に英語を読む、書く、聞く、話す力は格段に上がったと感じています。帰国してからTOEICやTOEFLを受ける機会がありましたが、点数を比較しても留学前と後では別人のスコアのようでした。
また、集中力を持続させる力もついたと思います。留学中はとにかく集中して授業や課題に取り組まなければ、期日内に提出することができないくらいの量が出るので、自然と集中する力が身についたと思います。また、とにかく課題やイベントなどやることがたくさんあるので、いつまでに何をやらなきゃいけないのか、スケジュールを管理、整理する力も身につき、これから特に仕事をする上でとても有益な点だと思います。


7.これから先、留学経験をどのように生かしていきたいと思いますか。

私は異文化コミュニケーションゼミに所属しているので、まずは留学時代の様々な異文化体験をゼミと卒業研究に生かしていきたいです。また、いつか海外の大学院で学びたいと考えているので、この留学で得た英語力はもちろん、環境適応能力や留学中かなり鍛えられた精神力などを生かしていければと思います。また、社会に出てからは、現在はどの業界でも職種でも、仕事をする上で英語を使う機会が多々あると思うので、英語を使う場面や異文化間のコミュニケーションにおいて、少しでも今回の留学経験が役に立てばうれしいです。


8.約1年間の留学生活を振り返って、何でも良いので感じたことを教えてください。

留学生活を終えてみて、自分がいかに小さな世界で無知なまま生きてきたかを痛感しました。
世界から集まった様々なアイデンティティやバックグラウンドを持つ人々と出会い、ともに勉強し、遊ぶことで、世界観が大きく広がりました。そのため留学前と比較すると、考え方や行動の仕方など変化した部分がたくさんあると感じます。また、自分が今まで住んできた日本という国を、外からの視点で見つめ直してみると、今まで気がつかなかったこと(良い部分も悪い部分も含めて)が見えてきて、とても勉強になりました。
渡航前や滞在中にも、アメリカ国内だけではなく世界中で危険な事件やテロなども起こりましたが、よりそのような事件を身近に感じ、親身に考える良い機会になりました。すべてにおいてとても実りのある留学生活になったと感じています。

 

 

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