Ⅰ.学習面
1.授業の様子、内容はどうでしたか。
私は履修登録をした授業の他に、聴講生としてたくさんの授業に参加しました。
学部生の授業の雰囲気はとても良かったですが、学生自体が発言に積極的とは言えませんでした。授業は、全般的に卒業後に即戦力となる授業を行なっています。大学院の授業は、どちらかというと厳しめで、プレゼンの機会が多くありました。学部と大学院の両方が、全員先生と仲良く印象的でした。
2.語学のハンディはありましたか。
中国語開講の授業は、一学期目は理解に苦しみました。二学期目には中国語でプレゼンテーションをしましたが、まだ難しく感じました。英語開講の授業は、特に難しく感じたことはありません。
3.授業についていくため、特に工夫したことはありますか。
通常通り授業を受け、自習をしていました。
4.教授陣は指導面で援助してくれましたか。
全体的に、指導面で留学生を優遇することはなかったと思います。私自身も、他の学生と同じように学生生活を過ごしました。
5.学習面で一番苦労した点は何ですか。
苦労したのは履修登録です。まず、現地の本科生を優先するので、履修希望者数が定員を越した場合、大体留学生は抽選前に履修不可になります。また、予告なしに教室が変わることや、英語開講の授業が急に中国語開講に変わることがあります。週二回の授業は、授業によっては通常よりも短い期間で終わることもあり、スケジュール管理に注意が必要です。
6.その他、学習面で特に記しておきたいこと、準備しておいて良かったこと、準備しておけば良かったことは何ですか。
特に日本人学生は、英語や中国語開講の授業で苦労していたと思います。台湾留学と言っても、留学生向けの一般授業は英語開講が多いので、英語の学習は必須です。また、華語中心(中国語学習のクラス)以外に授業を取らないと、時間が余ると思います。
日本人同士で固まりがちなので、気をつけるべきだと思います。
Ⅱ.生活面
1.寮の名前
三十棟
2.寮生活について感想・意見など
女子寮はセキュリティがしっかりしていますが、男子寮はいつでも誰でも入れる環境です。基本的に鍵をしている部屋は少ないです。しかし、物が盗まれたという話は聞いたことがありません。ルームメイトとは、基本英語での会話になります。日本での生活に比べると、寮は非常に汚く、トイレットペーパーなども常備されていません。しかし、教室には非常に近く、頭が疲れた時にすぐに帰って寝ることもできます。
3.ルームメイトとはうまくいっていましたか。
ルームメイトとは上手くいっていました。基本的に、日中は部屋に誰もいません。夜は、学生が集まってお酒を飲んだりしている部屋もあります。テスト期間は、朝まで勉強している学生も多いです。
4.食生活はどうでしたか。
台湾は野菜が少なく、油物が多いです。特に困ったことはありません。
5.課外活動、特別行事、催し物などクラス外での活動に参加する機会はありましたか。
台湾の他の大学もそうですが、テスト前にパーティーがあります。そこではみんなで出前を頼んでピザを食べたりします。あとはクリスマスに教室がナイトクラブになりDJがいたり、出店があったりします。イベントは結構たくさんあり、その都度学科ごとにダンスの発表会や装飾などがありました。
6.休暇について
(1) 週末はどのようにして過ごしましたか
週末は台北に行ったり、クラスや華語中心でできた友人と遊びに行ったりしました。
(2) 長期休暇はどこでどのようにして過ごしましたか。
私は中国でインターンに参加していたので、深センや北京などにほぼ行っていました。
Ⅲ.大学について
1.大学の雰囲気はどうでしたか。容易に溶け込むことはできましたか。
とても開放感のある大学です、でも建物はとても古いです。
2.設備など、学習にふさわしい環境でしたか。
学習室の席の数は多いです。
3.大学の受け入れについてはどう感じましたか。
とても留学生が多いので、受け入れ態勢は整っています。
Ⅵ.総括
1.留学経験は期待に応じたものでしたか。
台湾で英語を学習できるというイメージでした。実際はそれが事実で、ネイティブの先生や英語開講の授業がかなり多いく、英語を学習するチャンスがとても多いです。
2.留学をして有益だった点を挙げてください。
大学院の授業にも出たことで、NASAでエンジニアとして働いていた方と出会うことができました。とにかく、本当に多くの留学生に出会えたことが大きいです。
3.これから先、留学経験をどのように生かしていきたいと思いますか。
留学前と後で、得に大きく変わったことはありません。とにかく勉強を続けることです。
4.約1年間の留学生活を振り返って、感じたことは何ですか。
留学と言っても、日本での学生生活とは何も変わりません。ただいつも通りたくさん勉強して、チャンスに備えるだけだと再認識しました。環境が変わるのは確かに大事かもしれませんが、結局自分が何をするかが一番大切です。