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自分の行動、選択次第で世界は変わる

2022年02月10日

経済学部 経済学科卒業

鎌田 聖馬

自分の行動、選択次第で世界は変わる
抱いていた期待以上に、一つのプロジェクトが新しい「広がり」を与えてくれます。自分のなりたい姿に憧れて一歩先へ踏み込むことで、出会いや可能性にあふれた環境とつながることができます。

*関わったプロジェクト
  • Gender Diversity in Our Society with Dr. Victoria Rawlings
  • Education and Gender Diversity with Dr. Victoria Rawlings
  • First Students Meeting in Collaboration between HGU and MCU

どのような活動で、それはどのような経験でしたか?

①シドニー大学・プロジェクト

 自分はコアメンバーとしてプロジェクトの企画から当日の進行までほぼすべての作業に携わりました。そこで求められたのは統率力・合理性・時間効率・アイディア力など総合的な能力だったように思います。自分でアイディアを出し、メンバーの意見を受け、よりよい答えを導く。意見が食い違ったときに落としどころを見つける作業。取り上げる題材の精査、整合性の確認。ポスター・動画制作。セッション当日のシミュレーション等。複数同時進行する必要のある作業をどう分担するのが最も効率が良いか…。プロジェクトを成功させるには自分が培ったものすべてを費やす必要があったように思います。海外での活動経験のみならず、これまでの日常で少しずつ積み重ねたディベート力やコミュニケーション力といったものを含めた、自分のこれまでを集大成として形にしていくような時間でした。

②マラナタ・学生ミーティング

 2年生から4年生まで学年を越えた活動になったということが何よりも刺激的でした。また、有意義なプロジェクトであったと胸を張って言えるのは「先輩としての立ち回り」と「後輩の成長」の二点が充実していたからだと思います。企画やミーティング、スライド作製までの流れや台本に頼らない発表のスタイルなど、自分が学生時代に培った経験の一部を後輩に伝えられたというのが、このプロジェクトでしかできなかったことだと思います。短期間でも目に見えるほど成長してくれる後輩の英語力(伝えようとする力)と、本番での毅然とした態度は誇らしいものでした。彼らが何かを感じ取ってくれたのかもしれない、という感覚がそのまま自分の達成感として積もっていたのだと思います。

現在、プロジェクトの経験が社会人としてどのように活かされていますか?

 これらのプロジェクトから得たのは、直面した壁を迂回せずに越えてみようと思ったり、なにかが始まりそうな場面で一歩を踏み込めたりする力です。国際交流でのスピーチや司会に無理をしてでも飛び込んでいたおかげで、気づけば物怖じとは縁遠い性格になっていました。誰かに何かを伝えたい、挑戦してみたいことがある。そういったときに障害となるのは周囲の反論であり怯弱な自分の性格です。きっとこれから先、逆風に煽られてもこれらのプロジェクトで培った経験や自信が背中を押してくれると思います。

後輩へのメッセージをお願いします

 是非どんな形でも構わないので何かしらのプロジェクトに飛び込んでほしいと思います。何事も一歩目を踏み出すのは難しいですが、卒業後の自分の姿に憧れて、一歩、進んでみてください。
 こういった大学のプロジェクトの凄さは「広がり」にあると思っています。自分が最初に期待していたのは、きっと皆さんが思っているのと似たような、語学力の向上や履歴書にかけるような経験でした。しかし、経験して実感するのは、自分の中に積もるのはいつも期待以上のもので、一つのプロジェクトが新しい可能性や友達、選択肢を与えてくれるということです。国際交流が繋いでくれるのは、エネルギーに満ちた人との出会いです。一度踏み込んでしまえば、そこではいくつもの出会いが重なって、交流した数だけ新しい選択肢が生まれてきます。
 そして経験談には何かと苦労話が付き物で、「大変なこともあったけど~」のような文章が入りがちです。しかし、僕はこれらのプロジェクトには楽しい記憶しか持ち合わせていません。行動すればそれに追随してくれる仲間がいて、若くて青い傲慢を受け入れてくれる先生がいて、自分のやりたいことを実現できる環境がそろっています。不安や不満が付きまとったのは、プロジェクト開始以前だけで、始まってしまえばすべて自分の行動/選択次第だということを痛感します。出会いや可能性にあふれたこの環境だからこそ、自分が必要なものだけ拾って、無為な時間を過ごさずに済んだのだと思います。国際交流に強い憧れを抱いている人にも、漠然と“何か”を求めている人にも、飛び込んで損は無いということを伝えたいです。
 僕らの経験が見て下さっている人の後押しになって、新たな出会いにつながったのなら嬉しいです。

Special thanks: 鎌田さんにはTeaserとシドニープロジェクトの動画作成にも協力していただきました。卒業後もこうして私たちを支えて頂きありがとうございます! ~サイト作成メンバー一同より~

 

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