海外事情(LINK)2019
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飛び込む勇気、広がる学び
経済学部 経済法学科 3年
荒瀬 将貴
私たちはシドニー大学でSTEM教育と21世紀型スキル*の第一人者であるジュディー・アンダーソン先生とお会いしました。STEM教育は科学・技術・工学・数学の分野を土台とした先駆的な教育です。渡航数か月前に、海外事情のメンバーの堀内君が、アンダーソン先生の論文「大学研究チームが現場で行うSTEMカリキュラム支援」を見つけ、私たちも興味を持ちました。そこで、英語でセッション依頼のメールを送り、念願叶って先生とお会いすることができました。
セッション・最高の瞬間
私は話を聞き漏らさないように集中していました。その時、難しい英語の中に聞き覚えのあるフレーズが私の中に入ってきました。それは、communication, teamwork, critical thinkingだったと思います。私は事前に読んだ論文から、それらがまさに『21世紀型スキル』であると確信し、勇気を出して手を挙げ、私の理解が正しいかを確認しました。すると「よく読んでいるね。あなたはマサキですね。すばらしいわ!」と先生が言い、一番に名前を覚えてもらいました。海外事情のメンバーからは「ナイスホームランだね!」と言われ、私の心情は爽快感と達成感でいっぱいになり、先生ともっとお話をしたいと思いました。

▲21世紀型スキルであると気づき、アンダーソン先生に質問

▲場の空気が変わり、アンダーソン先生の話にも熱が入る
アンダーソン先生のSTEM教育
アンダーソン先生は、STEM教育を小さい頃から受けるのが大切だと言います。「児童たちが、気候変動などの課題をグループで取り組むことで、21世紀型スキルを習得できる」ということでした。また、先生が関わっていたプロジェクトで、廃材を使って図書館をデザインした小学生チームの話など、アイデアを生み出す教育にとても感銘を受けました。

▲休憩時間も質問が続き、盛り上がる
セッションを終えて
このセッションは私に大きな自信を与えてくれました。今まで私は、英語のコミュニケーションでたくさん失敗し、何度も悔しい思いをしました。だからこそ、会いたかった先生とのセッションで、ただうなずいて話を聞いたり、質問をするだけではなく、その場でとっさに話を発展させるホームラン的な発言ができたことは本当に爽快でした。この経験を活かし、これからも失敗を恐れず、日本語でも英語でもチャレンジをし続けていきます。