北星学園大学・北星学園大学短期大学部

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海外活動報告

Abroad Interview

英語を思う存分聞くことが出来る

ルイスアンドクラーク大学

文学部 英文学科 3年 男性

アメリカ (2017.9〜2018.8)

派遣留学


1.授業の様子、内容はどうでしたか。

AESの授業はアジア系と中東の留学生が大部分を占めていました。先生と生徒の距離がとても近く、生徒同士も仲が良かったため、和気あいあいとした雰囲気でした。AESの授業自体はそこまで難しくはないですが、課題が大量に出たため、授業外学習の方にかなり苦労しました。Undergraduateの授業では、音楽の先生がとてもユニークで面白かったです。人類学の内容はかなり難しく、現地学生でも途中でドロップしている人がいました。スペイン語の授業は進むスピードが北星の第二外国語クラスの2~3倍程度なので、外国語科目を取りたい人は、初心者クラスでもかなり覚悟が必要だと感じました。


2.教授陣は指導面で援助してくれましたか。

AESの場合は、AES専用のオフィスと自分専用のアドバイザーが1人付いてくれるので、何かわからないことがあれば、すぐにメールしたり、オフィスに行けば、親身になってサポートしてくれます。またUndergraduateの授業も同様で、留学生ということを考慮して親身にサポートしてもらえます。


3.印象に残った生活経験、留学先の国の人々の生活などについて。

まず印象に残っていることは、ポートランドという街がとてもリベラルで、人々がみんな優しいということです。アメリカの他の都市の空港は接客が雑で高圧的だったが、ポートランドの空港だけは働いてる人たちはみんなが親切でした。また、学校のトイレやシャワールームが男女共用で驚きましたが、人種やジェンダーに関するシンポジウムが定期的に開かれているなど、ルイスアンドクラーク大学の学生一人一人が人種差別やジェンダー差別は良くないという強い意識を持っていて、留学生にもとても優しく、さすが西海岸だなという印象を受けました。その他に驚いたことは、アメリカのトイレはドアの間や隣の個室との隙間が大きく、基本的に汚いことです。また、ポートランドのダウンタウンにはホームレスがたくさんいて驚きました。


4.大学の雰囲気はどうでしたか。容易に溶け込むことはできましたか。

生徒や教授一人一人が優しくリベラルな雰囲気で、とても良い大学だと思いました。また、留学生に対するサポートも厚く、日本人の現地学生もたくさんいるので、困った時にはすぐに助けてくれるので、比較的容易に溶け込めると思います。


5.留学経験は期待に応じたものでしたか。

60%はい。40%いいえ。
「はい」の理由は、昔から英語だけの環境で、特にアメリカの西海岸沿いのどこかに住んでみたいと思っていました。アクセントマニアの自分にとって、ポートランドという場所は、クセのないアメリカ英語を思う存分聞くことが出来る場所だったので、とても満足しています。また、Undergraduateの授業を受けるという貴重な経験も出来て良かったと思います。
「いいえ」の理由は、大学キャンパスでの生活、特に寮生活と食事は思った以上にガッカリすることがありました。


6.留学をして有益だった点を挙げてください。

一つ目は、英語を積極的に話せるようになったことです。実際に現地の学生と話したり、買い物やカフェでの注文を一年間英語で行うという体験を通して、自分の英語に自信がつきました。語彙力に関しても、授業内容が難しく、リーディング課題が多かったせいか、多少なりとも上がったと思う。
二つ目は、人脈がものすごく広がったことです。この留学を通して、アメリカ人だけではなく、様々な国からきた留学生と仲良くなれたことは自分にとってとても有益だったと思います。違う文化や環境の人々と交流することで、色々な価値観や考え方に出会うことが出来て、とても新鮮だったのと同時に、視野も広がりました。また、ルイスアンドクラーク大学は日本人学生の割合が他の留学先に比べて多かったため、名古屋や東京の人たちと仲良くなれました。
留学終了後の夏休みも一緒にアメリカを旅行したり、軽井沢に行ったり、わざわざ海外から札幌に遊びに来てくれる友達もいて、今でも連絡を取り合っています。


7.これから先、留学経験をどのように生かしていきたいと思いますか。

この留学経験を通して得られた語学力を活かせる仕事に就きたいと思っています。また、札幌の国際交流がもっと活発になる手助けとなるような何かが出来ればと思います。


8.約1年間の留学生活を振り返って、何でも良いので感じたことを自由に記入してください。

この一年間の留学生活は、楽しいことより辛いことの方が多かったですが、その分アメリカで出会えた人々との思い出が何倍にも楽しく感じられ、より鮮明に残っています。また、アメリカという環境だからこそ、日本の文化や考え方の枠にとらわれないということがどういうことなのか、分かった気がします。そして、日本での今の生活や、親のありがたみを再認識することが出来ました。


 

 

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