韓 国
Korea
2024秋・セントトーマス
1.留学した理由やきっかけは?
1番の理由は、英語のスピーキング能力を身につけたいと思ったことです。北星に来る留学生と話す際やディスカッションの授業時などに、自分の思っていることが英語で上手く表現できなく何度ももどかしい経験をしました。日本にいるとどうしても授業以外で英語を使う機会が少ないため、常に英語を使う環境に身を置くことで英語に慣れる速度も上がるのではないかと考え応募しました。ワーキングホリデーや私費留学だと休学をしなければいけない場合が多いですが、派遣留学だと4年間で卒業することが可能だったのも1つの決め手です。(4年間で卒業できるかは個人の履修の状況や留学期間にもよるため、迷っている方は教育支援課の窓口・国際教育課の方にまずは相談を!)
2.留学準備を始めたのはいつですか?
2年次
3.語学の試験は何回受験しましたか?
TOEFL:3回
4.語学試験対策も含め、留学に向けて何を・どのように勉強しましたか?
リスニング練習やネイティブの使う言い回しなどを学ぶためにも洋画を英語字幕、英語音声で視聴していました。Netflixなどに加入するのも良いですが、私は北星の図書館にある映画などが視聴できるコーナーでDVDを借り利用していました。しかし、実際に現地に行くとネイティブの話すスピードがとても速く聞き取れないことが多かったので、もっとリスニング対策を重点的にしておけばよかったと後悔しています。スピーキング対策は、スピーキングの得意な友達と空きコマ時間などに英語での会話に付き合ってもらったり、留学生に教えてもらいながら練習していました。しかし、1日に英語を使う機会が十分にあったとはいえなかったので、余裕のある方は英会話レッスンなど受講してみるのも良いと思います。
Ⅱ.現地での学習について
1.平均的な勉強時間・場所について教えてください。
勉強時間 | 主な勉強場所 | |
平日(学期中) | 6時間程度 | 自室、Study Hall |
休日(学期中) | 6時間程度 | 自室、Study Hall |
平日(試験前) | 6時間程度 | 自室、Study Hall |
休日(試験前) | 8時間程度 | 自室、Study Hall |
2.授業の様子はどうでしたか?北星大の授業の様子と特に異なる点があれば教えてください。
どの授業でも学生の授業への姿勢がとても積極的です。しかし、授業によって雰囲気がそれぞれ少しずつ異なると感じました。
まずESLは日本人4人、韓国人1人、インド人1人、フランス人2人の合計8人で受講していました。小さな教室に少人数で受けていたので1人1人発言もしやすく、先生との距離もとても近いです。授業では主にペアやグループでディスカッションをしたり、リスニングや長文読解の問題を解いていました。また、基本的なエッセイの書き方や種類についても学ぶので、すでに北星でライティングやエッセイ系の授業を取っていた人からすると少し易しく感じると思います。私はエッセイが苦手だったので少し苦労をしましたが先生が分かりやすく何度も解説をしてくれたり、フィードバックで修正をしてくれました。学期の後半になってくると本格的なエッセイの課題(1000字以上)がどんどん出されます。
Intro to Gerontologyのクラスは1年生から受講できるクラスで大教室にかなり多くの人数が受講しており、先生は基本的に教科書に沿ってパワーポイントをもとに授業を進めます。授業中でも普通にパンを食べたり別の作業(編み物をしている人など)をしながら受けている人もいて最初は驚きましたが、その人たちも不真面目というわけではなくむしろしっかり話を聞いていて手を挙げて発表したり質問していました。カナダだけでなく色々な国からの学生がいるので、「私の国では~だった」などそれぞれの国の文化や視点の違いも聞くことができとても刺激的で、毎時間の授業がとても楽しかったです。月に約1回短めのレポートや自分の意見を述べるクリエイティブな課題もありました。さらに中間試験と最終試験(教科書・ノート持ち込み禁止)もあるので少し大変でしたが、授業内容がとても興味深く、また、先生・学生がみんな親切で雰囲気がよく、私個人としては履修をして1番良かった科目だといえます。
Intro to Businessの授業は2年生から受講できるクラスで、30人近く受講していました。1年生がいないからか、Intro to Gerontologyの授業よりも学生の熱気は少なく、おとなしめな印象でした。基本的には先生が教科書に沿って進め、質問があれば学生が自主的に何人か手を挙げていました。この授業は中間試験が2回あり(こちらも教科書・ノート持ち込み禁止)、実際の企業などに関するケーススタディの短いレポートを2回提出、Moodleでのクイズ2回、そして最後にグループでの発表が1回あり大変でした。しかし授業の内容はビジネスの基本用語やマーケティングなどの基礎的な内容を学ぶことが多いので、すでに北星でビジネス関連の授業を履修している人や、経済学部の人などからするとレベルは易しいかもしれません。最終プレゼンテーションでは、どのグループも非常にクオリティの高い内容で、原稿など無くてもみんな堂々と発表している様子でした。
そして最後にDigital Literacyの授業についてですが、私はオンデマンド授業を受講していました。後期(1月~4月)だと対面授業も開講されていたと思うのですが定かではないので、興味のある方は履修登録の際にシラバスを確認してみてください。オンデマンド授業だった分膨大な量の課題があり、さらにネイティブではない私にとっては内容や用語も難しかったのでこの授業は正直1番大変でした。毎週Moodleに更新されるタスクをこなすことになっており、①先生の解説動画2本視聴、②リーディング課題、③3つあるフォーラムにそれぞれコメント・他の学生に返信、④クイズ、が基本の流れです。さらに約1000字のレポート課題がほぼ毎月あり、ESLのエッセイ課題もある中で並行して勉強するのはとても辛かったです。授業で理解できなかった部分は先生へメールで質問したり、オフィスに何度か行き直接話を聞いていました。
以上が私が受けた授業の感想です。別の授業を履修している私の友人から聞いた話では、グループワークで逆にやる気がなく全く発言しない人もいたようなので、現地の学生全員が積極的であるとは言い切れませんが、私の視点ではほとんどの学生が授業への熱意があったように感じました。私は1学期間でESL含め5つの科目を履修しましたが、ESLを受けていて英語の勉強に力を入れたい人や、授業内容をじっくり復習したい人には4科目のみ履修することをおすすめします。科目にもよりますが、北星と比べると1科目1科目に含まれる課題の量が圧倒的に多いので、現地の学生も私たち留学生もみんなほぼ毎日何かしらの課題に取り組んでいた印象でした。授業が開始して最初の約1週間は履修取り消しや変更ができるので、自分に合った授業をぜひ探してみてください。
3.授業を受講するにあたって心掛けていたことや工夫していたことはありますか?
予習復習は必ずして、わからない単語などは調べてメモしていました。先生がMoodle(北星で利用しているものと同じシステム)にその日のパワーポイントや資料を載せてくれるため、復習に利用していました。分からない箇所があったときは一緒に受けていた友達や先生に質問をしていました。一緒に受けている友達がいないときは隣や前後の人に勇気をだして聞いてみましたが、みんな親切に教えてくれて、そこから仲良くなることができました。
4.語学のハンディを感じることはありましたか?どのように克服しましたか?
リスニングが1番大変でした。北星の留学報告書を留学前に読んでいると授業の録音の許可をもらっている先輩が何人かいたことが分かったので私もそうしようと思い、1回目の授業で録音の許可をもらいました。先生には、自分が留学生であること、ESLの授業をとっていて英語を勉強中であることを伝えました。録音をすることでその時何を言っているか聞き取れなくても後から聞きなおしたり、その日の夜にもう1度聞き復習にも使うことができました。グループワークのときも、あえて「私は英語があまり流暢ではない」「でもグループワークにはしっかり貢献したい」ということを最初に正直に伝えることで周りも理解をしてくれ、気を張り過ぎずにコミュニケーションをとることができました。
5.語学のハンディ以外に学習面で苦労したことはありましたか?どのように克服しましたか?
課題の量が圧倒的に日本にいた時より多かったことです。履修している授業にもよるかもしれませんが、1000字前後のレポートやエッセイ課題がどんどん出されたり自分が参加したい学校のイベントがある時期にテスト勉強が重なったりして、忙しい時期が多かったです。スケジュール帳に毎週の予定や課題の締切日などをメモして時間管理をするよう心掛けるようにしていました。
6.担当教員は親切に指導してくれましたか?
とても親切な先生ばかりでした。どの先生も「質問に来てくれるのはむしろ大歓迎」と話してくださり、授業後に質問をしたり、テスト前にオフィスに行き分からない箇所を丁寧に解説してもらいました。しかし、どの先生もたくさんの学生を教えていて1人1人のことは把握していないと思うので、不安なことがあれば自分から話しにいくことが大切だと思います。特にESLで英語を勉強中の人などは最初の授業で先生と話しておくことをおすすめします。
7.学習面で準備しておいて良かったことはありましたか?
先ほども記載したようにリスニングとスピーキングの勉強に焦点を置くのが私は良いと思います。授業を受けるときも、友達を作るのにも、この2つができなければそもそもコミュニケーションにならなくなってしまうので、最低限の力はつけて準備をしておくべきです。
Ⅲ.現地での生活について
1.滞在方法
滞在方法 | 寮 |
寮の場合は寮の名前 | Holycross House |
ルーム/シェアメイト | 有 |
有の場合は構成について | 1部屋に自分を含めて2人 その人は、現地の学生 |
2.滞在先の設備はどうでしたか?
Vanier Hall(男女), Harrington Hall(男女), Holycross House(女子)の全部で3つ寮があります。私が住んでいたHolycross Houseは1番古い寮です。外装はおしゃれで綺麗にみえますが、中はかなり古くてあまり清潔とはいえない箇所が多いので、潔癖な方には他の寮をおすすめします。部屋は1人部屋と2人部屋のプランどちらかが選べます。
他の寮の人は学生証をカードキーに使っていましたが、私の寮では鍵が必要でした。そして部屋はドアを閉めるだけで自動的に鍵がかかってしまうので、鍵を部屋に置き忘れて自分で自分を締め出してしまう人が沢山いました(私も3回忘れました)。その時にルームメイトが中にいない場合はRAとよばれる寮のリーダーの人に連絡をして鍵を開けてもらう必要がありますが、何回も忘れる人には罰金が科されると聞きました。
共同スペースにはキッチン、ケトル、電子レンジなど揃っているので、料理ができます。しかし、私が住んでいる棟の人たちの中には料理した後に食器を片付けない人が多くとても汚かったので、私は反対の棟にある綺麗な方の共同スペースのキッチンをよく利用していました。共同スペースには大きなテレビもあり、Netflixやディズニープラスが入っているので映画が見られます。
トイレが故障して流れないことが多かったり、シンクもよく水浸しになっていましたが、毎朝来てくれる清掃員の方がいました。また、洗濯機と乾燥機が両方あるので便利です。
3.ルームメイトやシェアメイトとの関係性はどうでしたか?
私のルームメイトはブラジルから来た1年生で、とても気が合い仲良くなることができました。会って最初の頃にお互いの生活リズムやしてほしくないことなどについて話し合って「平日は午後11時30分には電気を消す」などとルールを決めました。生活リズムはほぼ似ていて、休日は2人とも遅めに起床するのでそのまま一緒にダイニングホールに朝ごはんを食べに行っていました。
1人の時間が欲しい人やリラックスしたい人は1人部屋、友達が欲しい人や寮の費用を抑えたい人には2人部屋をおすすめします。しかし、寮に住んでいる人はみんな様々な国から来ているので当然文化も性格も異なります。他の部屋に住んでいる友人のルームメイトはお風呂に約1週間の間隔で入る人だったそうです。物音に敏感な人もいますし、反対に夜中でも話し声がとても大きい人もいてこちらの部屋まで聞こえてくることもありました。ルームメイトと仲が合わなくて部屋を変えるケースもあります。2人部屋を選ぶ人は最初に話し合ってルールを決めたり、嫌なことがあればはっきり言うことが大切だと思います。
4.現地の治安はどうでしたか?外出などの際に気を付けていたことはありますか?
夜はあまり出歩かずに寮にいるようにしましたが、比較的田舎な町なので、特に怖い思いをしたことはありませんでした。
しかし、トロントへ旅行に行った際、夜になるといたるところにテントが大量に張られ、その中にホームレスの人が寝ているのをみて驚きました。また、昼でも叫んで暴れている人や、汚い言葉を吐いて歩いている人もいて怖かったです。特に都会に旅行に行く際は貴重品などの管理はもちろん、夜は1人で出歩かないようしっかり身を守ってください。
5.現地の交通の便はどうでしたか?
基本的にほとんどバスです。学校から指定されているアプリを使うことで、無料で市内のバスが利用でき便利でした。本数も多く、特に困ったことは無かったです。
6.食事はどのようにとっていましたか?食事の際に気を付けていたことはありますか?
私が留学に行く前までは、いくつかの種類のミールプランが選択できたらしいのですが、私の年ではFree meal planというプランのみの選択で、ダイニングホールが開いている時間であれば1日に何度でも利用ができるといった内容です。飲み物やフルーツが欲しい時だけでも利用できます。私は基本的に3食とっていましたが、授業前やお腹が空いたときにもよく利用していました。フルーツやクッキーなど、許可されているものは寮にも持ち帰ることができます。
基本的にビュッフェ形式で、好きな料理を好きなだけとることができます。ピザ、フライドポテト、ハンバーガー、野菜、フルーツなどはほぼ毎日用意されていて、それ以外のメニューは毎日少しずつ違います。タイ米のご飯もよく出ますが私は苦手な味で食べられなかったです。最初の頃はよかったのですが、2か月程経ったときには「日本食を早く食べたい」と毎日思っていました。なので出来るだけたくさんの食べ物を日本から持ってくることをおすすめします。ダウンタウンに行くと、お寿司などいくつかの日本食のお店がありますが、高額なのでたまにしか行かなかったです。ショッピングモールやWalmartというスーパーに行くとアジアの食品のコーナーがあるので、インスタントの日本食や韓国のブルダック麺など購入し、よく寮で作ってルームメイトと食べていました。
大学の中にはTim Hortonsというコーヒーのお店、サブウェイがあり、サンドイッチやお菓子などが売られている自販機も置いてあります。
ちなみに飲料水ですが、キャンパス内や寮の色々な場所に給水機があるので、自分で購入する必要はありません。
7.部活・特別行事・催し物などの課外活動に参加する機会はありましたか?
着いてから最初の約1週間はWelcome weekという週で、ビンゴ大会、ダウンタウンへ探検、ブレスレット作り、ピザパーティーなどがありました。参加は自由ですが、友達を作りたい人はこの週のイベントにはできるだけ多く参加するのが良いと思います。
Welcome week以外でも定期的に様々なイベントが開かれ、留学生がそれぞれの国の料理を作り販売するフードフェス、インドのヒンドゥー教のDiwaliと呼ばれるお祝い、ハロウィンのかぼちゃコンテスト、ペインティング、また留学生向けに近場への旅行イベントも企画されたりなど、毎月何かしらのイベントがありとても楽しかったです。
私のお気に入りのイベントは2つあり、1つはドッグセラピーです。約1か月に1回ほど犬が学校に来て触れ合うことができ、とても癒されていました。とても大人気のイベントで予約が必要な場合もあります。もう1つは、映画鑑賞会です。寮やゼミなどの様々なコミュニティが企画していて、用意されているお菓子を食べながらみんなで映画を観ます。ハロウィンの時期にはホラー映画の鑑賞会もありました。宿題が多く大変な時以外は、できるだけ興味のあるものや友達に誘われたイベントにはたくさん参加していました。
授業期間が終了した後の12月にはウィンターフォーマルというイベントがあり、ドレスやスーツなどの正装をして、それぞれお酒を飲んだりダンスを踊ったりします。基本的に外国の人はみんなテンションが高いので盛り上がりすぎてついていけないことも多かったです。
8.体調不良や病気になったことはありましたか?どのように対処しましたか?
カナダに着いてすぐの頃に体調を崩しました。日本から持ってきた薬や食べ物を食べて寮で安静にしていました。
9.日本から持参した医薬品はありましたか?何を、どのくらい持参したか教えてください。
熱さまし、抗生物質などの薬2週間分。冷えピタ、体温計も持参しました。
10.海外旅行(留学)傷害保険を利用して保険金を請求したことはありましたか?差し支えない範囲でその内容を教えてください。
ありませんでした。
11.JCSOS(海外留学生安全対策協議会)のJ-TAS(JCSOS Total Assistance Service)を利用したことはありましたか?差し支えない範囲でその内容を教えてください。
ありませんでした。
12.医薬品以外に現地へ持参したもので「持参して良かった」と思うものはありますか?
・自分の箸
・折り畳み傘
・バッグ(盗難防止で体にフィットする小さいもの)
・スキンケア用品(とても肌が乾燥します)
・ノート、文房具(現地でも買えますがとても高額です)
・トラベル用シャンプー
・サンダル(寮の中やシャワーに行く時に履く用)
・日本からのお土産
・ドレス・ワンピースなど(ウィンターフォーマル用)
13.週末はどのように過ごしていましたか?
基本的に課題に取り組んだり、洗濯をしたり、ルームメイトと寮でのんびり過ごしていました。町を探検したり、近くにあるショッピングモールにもバスでよく出かけていました。
14.長期休暇はどのように過ごしましたか?
学期の中間にはReading weekと呼ばれる週があり、授業が何もない週です。この期間には自分の地元に帰省する人、旅行に行く人、寮に残る人など過ごし方は様々です。私はこの期間は寮に残り、ルームメイトや他に寮に残っている友達と遊んだり映画を観たりして過ごしました。ケベック州など他の州に旅行している人もいました。
12月に学期が終わり帰国する直前にトロントへ4泊5日の旅行をしました。韓国から来ていた留学生の友達も同じ期間にトロントへ旅行するとのことだったので、一緒にホテルを取り旅行しました。
15.長期休暇中に旅行した場合は、渡航内容を教えてください。
渡航先(国・地域名) | 渡航時期 | 目的・期間 | 費用(概算) |
---|---|---|---|
トロント | 12月 | 12月19~23日 | 10万円 |
16.旅行にあたっての注意点などがあれば記入してください。
フレデリクトンに比べ、都会では治安の悪い場所が多いので、なるべく夜は1人では出歩かないようにしましょう。また、貴重品は盗難防止のバックなどに入れ肌身離さず持っておくのが良いです。
Ⅳ.派遣先の学校について
1.学校/学生・教職員の雰囲気はどうでしたか?
先生も学生もフレンドリーな方が多いです。授業のことでもなんでも分からないことや相談などあればすぐに対応してくれます。学生もみんな明るくおしゃべりが好きな人が多いです。ダイニングホールでご飯を食べている時に友達に会い、「ここ座ってもいい?」と次々に聞かれ、最初は2人で食べていたのに、気づくと6人位に増えていて賑やかになっていることが多くあります。このような場面で友達の友達と繋がりを持つことができ、どんどん新しい友達ができます。
2.学校の施設・設備はどうでしたか?
勉強できる場所がいくつかありStudy Hallという場所では静かに集中して勉強ができます。また、徒歩5分ほどの場所にUNB(ニューブランズウィック大学)の図書館があるので、そこで本を借りたり勉強スペースも利用できます。食べ物も購入できますし、特に不便なところはなかったと思われます。
3.バディはいましたか?
いました(どんな学生:とても明るい性格の女の子で、STUISAという多国籍のコミュニティに所属していました )
4.受入体制についてはどう感じましたか?改善してもらいたい点などがあれば記入してください。
とても良かったです。私以外にも多くの留学生がいましたし、国籍・文化が違う人が学校にも町にも沢山いるのが当たり前の環境で、人種差別などをされた経験も私は1度も無かったです。
希望をすればバディを付けてもらえ、留学へ行く数ヶ月前からメールのグループチャットでやりとりができます。そこではバディに相談もできますし、自分と同じ留学生や新入生ともやりとりができ仲良くなることができました。渡航前からそうしてコミュニケーションが取れるのはとても心強かったです。
また、Conversation Partnerという制度があり、北星でいう日本語会話パートナーに似たもので、週に1回、会話パートナーが英語の会話の練習に付き合ってくれます。ESLを履修している人にはおすすめの制度です。
Ⅴ.留学を終えて
1.留学経験は期待に応じたものでしたか?
期待以上
理由:自分自身、英語力が十分ではないという状態だと感じていて少し不安でしたが、周りの留学生も現地の学生もみんなとてもフレンドリーで、楽しく毎日を過ごすことができました。帰国してからもずっと連絡を取り合える関係の大切な友達もたくさん出来ました。
2.留学前と留学を終えた今とで、特に自分が変わったと思う点はありますか?
前よりも自分の意見をはっきり言えるようになったこと、1人1人の文化や考えを受け入れやすくなったことです。
3.留学をして有益だったこと・留学生活から得た学びはありますか?
履修したことのないジャンルの授業を受けることができ、自分の中での考えや知識が広がったことです。また、様々な国から来た人と接しているのでその国の文化や宗教のことなど、今まであまり考えたことのなかったことについて教えてもらいました。
4.現地の文化・習慣で特に印象的だったことはありますか?
食べ物が、脂っこくてカロリーの高いものが多いことです。私の友人のカナダ人は、ペプシを1日に約2L飲んでいました。同じ食べ物の話でいうと、ムスリムの友人も何人かいて、その子たちは「ハラルフード」とよばれる食べ物を摂取することを意識していました。この肉は「ハラルミート」なのか。豚肉は使われていないのか。などを常に考えて食材を選んでいるのをみて驚きました。
また、最初のオリエンテーションの時には姿勢を崩して足を組んだり、用意されたお菓子をぽりぽり食べながら先生の話を聞いている人が沢山いて驚きました。日本人と韓国人だけが姿勢を正して聞いていたと思います。
5.これから先、この留学経験をどのように生かしていきたいと思いますか?
留学で勉強した英語はもちろん、学んだ様々な文化やその考えを多くの人に共有していきたいです。
Ⅵ.次に留学する学生へ
1.学習面で事前に準備しておくことをオススメしたいもの・ことはありますか?
英語の勉強はしっかり準備するべきです。TOEFLの勉強ももちろん大事ですが、実際に会話で使う言い回しやネイティブスピーカーの話す速度にも慣れておくべきです。
また、英語以外でも、日本の文化などについて聞かれることが多いです。
2.生活面で事前に準備しておくことをオススメしたいもの・ことはありますか?
留学に向け、しっかりお金は準備しておくべきです。
3.これは日本から持参すべき/現地で購入すべきものがあれば教えてください。
日本から持参
・日本の食品(味噌汁・カップ麺・お米など)
・スキンケア用品
・ノート、文房具
・ウィンターフォーマルの服(現地だとサイズの合わないものや、露出の多いドレスが多いです)
現地で購入
・ハンガー
・水筒
・服
・シャンプー・リンス・ボディソープ
現地には、Dollaramaという、日本でいう100均のような安い価格の商品を販売しているお店があり、そこで生活必需品などは基本的に手に入ります。
ショッピングモール、リサイクルショップもありますし、学校では、他の学生が寄付してくれた服を無料で提供するイベントも何度か開催されているため、必要以上に服を日本から持参しなくてもよいと思います。
4.その他に未来の派遣留学生へアドバイスはありますか?
留学前で不安なことが沢山あるかと思います。私も初めての海外への渡航が今回の留学で、しかも1人だったのでとても不安でした。それでもあなたを必ず助けてくれる人、サポートしてくれる人が必ずいると思います。私は国際教育課の方に何度も相談に行きましたし、過去にセント・トーマス大学へ行った先輩にもしつこいのではというほど沢山質問をしていました。同じタイミングで留学に行く友人とも気持ちを共有して、勇気をもらっていました。少しでも困ったことがあれば抱え込まず、周りを頼りましょう。留学をするかを迷っている方もまずは焦らず家族に相談したり、留学の経験者の話を聞いてみるのも良いと思います。
Ⅷ.その他
1.派遣に関して北星学園大学に改善してもらいたい点はありますか?
特にありません。留学前の準備の段階では職員の方々に、小さなことでもたくさん質問や相談をしていました。留学中でも送ったメールにすぐ返信していただき、充実したサポート体制で安心して留学ができました。
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