北星学園大学・北星学園大学短期大学部

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海外活動報告

Abroad Interview

自信に繋がっている

韓国カトリック大学校

文学部 英文学科 3年 女性

韓国 (2016.4〜2017.3)

派遣留学


1.授業の様子、内容はどうでしたか。

授業によって差はあるが全体的に質問や発言を積極的にする学生が日本よりも多いと感じた。ほとんどの授業でグループ課題があり、PowerPoint作成、分析、中間報告、報告書、発表の要約など求められる課題内容は多かったが授業内では準備時間がとられていないため授業外での話し合いが主であった。学生全員が全力で作り上げるPowerPointや発表の完成度はとても高く、教授の指導も学生を甘やかさず、士気を高めるような厳しいものだった。しかし普段の授業そのものの雰囲気は堅いものではなく、学生たちはお菓子やカフェでテイクアウトしたコーヒーなどを自由に飲食しながらリラックスして受講していた。


2.教授陣は指導面で援助してくれましたか。

受講申請の前に外国人だと言うと、多くの教授が理解を示してくれ、課題を留学生用に別で準備してくれることもあった。特に印象に残っているのは1学期の中国語の教授と2学期のミュージックビジネスの教授で、中国語教授は授業についていくことが難しくなり、受講を辞めたいと言った私を励まし、勉強法など助言を多くくれた。ミュージックビジネスの教授はグループ課題での評定が中心だった授業で、グループ課題ではほぼ役に立てない私のために個人課題を課して評定を出してくれたため、とてもありがたかった。


3.印象に残った生活経験、留学先の国の人々の生活などについて。

外国で生活するということ自体が新鮮な出来事の連続で、すべてが印象に残った。特にこれまで実家暮らしだったので、自分で自分を生活させることの難しさと家族のありがたみを実感した。寮生活にストレスを感じるのではないかと心配していたが、文化の違いによるカルチャーショックはあったものの、ルームメイトたちとお互い気遣いながら健康的に、楽しく過ごすことができた。また韓国の大学生は勉強に意欲的で、刺激を受けた。講義や課題に取り組む際は真面目に、学業外で遊ぶときはのびのびと、という韓国の大学生の姿勢には見習わなくてはいけないところがあると感じた。


4.留学をして有益だった点を挙げてください。

着いてすぐに日本語学科の学生たちが交流の機会を作ってくれたり、AMIという韓国学生のメンターを一人ずつ紹介してくれたりして、容易に溶け込むことができた。
各国からの留学生や学部生が多く、留学生も馴染みやすい雰囲気ではあったが、韓国人のみが受講する授業ではやはり溶け込むことが難しかったように思う。


5.留学経験は期待に応じたものでしたか。

期待以上だった。自分を見つめなおすきっかけにもなったし、もっと韓国語が上手くなりたい、勉強をたくさんしなければいけないというモチベーションにも繋がった。
念願の韓国留学で韓国語だけの環境に身を置き、いろいろなところに遊びに行くなど楽しいことがたくさんあった反面、カルチャーショックを感じたことや現地の友人と意思の疎通を図れなくて悲しんだこと、授業についていけずに苦しんだこともあった。しかしいま振り返ってみるとそれら全ての思い出を抱いて無事に留学を終えて帰ってきたことが、現在生活する上での自信に繋がっていると思う。


6.留学をして有益だった点を挙げてください。

留学前に抱いていた韓国や韓国人に対する憧れのようなイメージが消え、良いところと悪いところを冷静に受け入れられるようになった。何もかも盲目的に受け入れるのではなく、かといって異文化であると決めつけることもなく、韓国という国に対してある意味、自然体で向き合うことができるようになったと思う。元々韓国の音楽や文化が好きで、旅行に行くだけだとどうしても良い面しか見えないので、悪い面もあると判断できるようになったのは良かった。


7.これから先、留学経験をどのように生かしていきたいと思いますか。

語学学習のモチベーションを保つ目的で生かしていきたい。また、これからもし一人暮らしや寮生活をする機会があれば留学中の経験を生かせると思う。韓国でのアルバイト経験も、韓国語を使う仕事や外国語を使う仕事に全般的に役立てていきたい。


8.約1年間の留学生活を振り返って、何でも良いので感じたことを自由に記入してください。

当時は大変だと思ったことも今になってみると良い思い出で、同じ時期に留学をした友人や韓国の友人たちと連絡を取り合い時々会うこともできて、留学できて幸せだと思う。

 

 

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