北星学園大学・北星学園大学短期大学部

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海外活動報告

Abroad Interview

将来の目標がしっかり定まった

ブエナ・ビスタ大学

文学部 英文学科 3年 女性

アメリカ (2017.9〜2018.8)

派遣留学


1.授業の様子、内容はどうでしたか。

ESLの必修クラス(WritingとListening/Speaking)は最初に簡単なペーパーとオーラルのテストをしてレベルごとに分けられます。留学生は私を含めて8人しかいなかったので、クラスは4、5人の少人数でした。このクラスは易しいので心配しなくていいと思います。American Cultureのクラス(これも前期必修)は、先生がアメリカの文化や歴史について教えてくれる授業です。二回に一度フィールドトリップに連れて行ってもらえて、アイオワや近郊都市を見て回れます。これはBVUにしかない特別なクラスです。現地の学生と一緒に受けるアカデミックの授業も難しいですが、ついていけないことはありませんでした。たくさん授業があるので、興味のある分野を勉強できます。座学もあればディスカッション中心の授業もあります。とても楽しかったです。


2.教授陣は指導面で援助してくれましたか。

ヒストリーの最初のテストで落第点を貰いましたが、教授は「何度でもオフィスへおいで」とアポなし勉強会をたびたび開いてくれ、最後はAを貰えました。教授はみんな親切です。


3.印象に残った生活経験、留学先の国の人々の生活などについて。

色々な人がいます。グアテマラから子供の時に移民してきた子が「歩いてアメリカ国境に入った」と言うので冗談だと思っていたら、本当に不法に入国したようでした。DACAの問題も深刻ですが、関心があるのはほんの一握りでした。思っていたよりも人種で仲の良いグループに分かれていて、日本ではまったく意識することのない人種について考えることが多くありました。


4.大学の雰囲気はどうでしたか。容易に溶け込むことはできましたか。

大学の印象は人によると思いますが、英語が上手ではないアジア人に興味のない人は一定数いましたが、基本みんな親切で協力的でした。人数の少ないクラスになればみんな仲良くしてくれました。


5.留学経験は期待に応じたものでしたか。

予想の斜め上を突き抜けるという感じです。


6.留学をして有益だった点を挙げてください。

経験したことすべてが有益です。日本で暮らしていれば気づけないこと、分からないこと、感じることが出来ないものなど、たくさんの経験をしました。留学を迷っている人には、ぜひ派遣留学でBVUに行ってもらいたいです。アイオワの田舎にある小さな学校ですが、行かないとわからないことがたくさんあります。BVUだけの特別な授業、優秀な教授(私の担当教授は学期末に州から表彰されてました)、この環境だからこそ気づけることが山ほどあります。BVUではない場所を選べば良かったと思ったこともありましたが、帰る時はここを選んで本当に良かったと思いました。


7.これから先、留学経験をどのように生かしていきたいと思いますか。

BVUで一度大きな人種差別の事件がありました。授業で特集記事を作る課題があり、私はその事件をテーマにし被害者に取材をしました。その被害者は繰り返し「自分の子供にはこのような思いをしてほしくないから、自分たちマイノリティーが声を上げ続けるしかない。誰かが辞めても私はやる。」と言っていました。別の取材時に不法移民の子にインタビューした際、「移民がいない国の人に、私たちの本当の気持ちはわからないかもしれない。」と言われたことがあります。
このような取材を通して、アメリカから一歩出ると埋もれてしまう声があることに気づきました。日本で暮らしていれば、彼女たちが、なぜ苦しんでいるのか理解するのは難しいかもしれません。
私は将来はジャーナリストになってこのような声を拾い、発信していく仕事をしたいと思いました。BVUでの授業を通して、将来の目標がしっかり定まったような気がします。


8.約1年間の留学生活を振り返って、感じたこと。

初めは頭の中がハテナまみれで生活していくことになるかと思いますが、そのうち楽しさや充実感が勝ります。そして人生の中で、一番刺激的で新しい一年間になります。そしてそこでの経験が自分の中の価値を塗り替えます。留学へ行く方は、ぜひ楽しんで勉強してきてください。きっと充実した留学生活になります!

 

 

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