北星学園大学・北星学園大学短期大学部

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イギリス

England

留学中にできた友人や思い出は一生の宝物

リージェンツ大学

文学部 英文学科 3年 女性

イギリス(2019.8~2020.3)

派遣留学


Ⅰ.留学前について

1.留学した理由やきっかけは?

・中学時代から(シェイクスピアをはじめとする)英文学に興味があり、イギリス留学に憧れていたため。
・卒業論文の準備も兼ね、英文学の知識を深めるため。


2.留学準備を始めたのはいつですか?

1年次


3.語学の試験は何回受験しましたか?

TOEFL:3回、IELTS:2回、英検2回


4.語学試験対策も含め、留学に向けて何を・どのように勉強しましたか?

準備にあたり、「楽しむこと」と「続けること」を日々意識していました。

【英語学習(総合)】
・ラジオや音楽、映画で英語(特にイギリス英語)に耳を慣らす。
・英字新聞を読む。(一紙ではなく、複数読んで比べると良い。)
・単語帳で語彙を増やす。(一日◯ページ、◯語ずつと予め決めておく。)

【IELTS対策】
・公式問題集(+インターネットでダウンロードした模擬問題)を繰り返し解く。
・様々なテーマに沿って書いた文章をライティング・ラボの先生や友人に添削してもらう。
・YouTubeなどでスピーキングテストのサンプル動画を見ながら、本番のイメージトレーニングをする。

【その他】
・イギリスの歴史や文化に関する記事を読む。
・英文学の作品を読む。


5.海外渡航経験はありましたか?留学開始前の直近3回分について教えてください。

渡航先(国・地域名) 渡航時の学年 目的・期間
アメリカ(ハワイ) 2年 観光・1週間
インドネシア(バリ島) 3年 観光・1週間

Ⅱ.現地での学習について

1.平均的な勉強時間・場所について教えてください。

勉強時間 主な勉強場所
平日(学期中) 3時間程度 図書館、情報室
休日(学期中) 5時間程度 図書館、情報室
平日(試験前) 4時間程度 図書館、情報室
休日(試験前) 7時間程度 図書館、情報室

2.授業の様子はどうでしたか?北星大の授業の様子と特に異なる点があれば教えてください。

・ゼミ程度の少人数で受ける授業が多く、先生との距離が近い。
・毎回膨大な量の課題が出され、予習を前提に授業が始まる。
・大半の学生が積極的に発言するため、ディスカッションが白熱する。
といった点が北星大と異なりました。また、舞台芸術の授業では、(毎週又は隔週で)劇やミュージカルを観に行きました。(翌週、観劇内容についてディスカッションを行なっていました。)これはリージェンツ大学ならではだと思います。

3.授業を受講するにあたって心掛けていたことや工夫していたことはありますか?

・予習と復習を欠かさない。
・先生に積極的に質問する。(疑問はなるべく授業の前後で解消する。)
・周囲の学生と協力して勉強する。(よく意見交換をしていました。)
以上は毎回心がけていました。また、授業中に興味を持った内容を書き出し、中間・期末レポートのテーマを早めに考えていました。


4.語学のハンディを感じることはありましたか?どのように克服しましたか?

特にありませんでした。英語が第二言語であることを言い訳にしないよう常に心がけていました。


5.語学のハンディ以外に学習面で苦労したことはありましたか?どのように克服しましたか?

課題が多かったこと。
→レポートなど、予め締め切りが分かっているものには早めに着手し、困ったときは友人と助け合ったり、先生の研究室に通ったりしていました。


6.担当教員は親切に指導してくれましたか?

積極的な学生に対しては特に親切で、様々な知識を提供してくださる先生が多かったです。


7.学習面で準備しておいて良かったことはありましたか?

日頃から英語に耳を慣らしていた甲斐あって、先生や友人の話をよく理解できました。また、渡航前の夏休みに読んだ文学作品の知識が授業でも役に立ちました。


Ⅲ.現地での生活について

1.滞在方法

滞在方法
寮の場合は寮の名前 Reid Hall
ルーム/シェアメイト
有の場合は構成について 1部屋に自分を含めて2人 その人は、留学生(アメリカ)

2.滞在先の設備はどうでしたか?

寮の設備は階によって異なりますが、比較的古く、トイレが頻繁に詰まったり、シャワーが水になったりすることもありました。しかし、皆と助け合いながら暮らした日々は宝物です。日本のシャワー室のように床が綺麗ではないので、サンダルを履いたままシャワーを浴びるのが非常に新鮮でした。


3.ルームメイトやシェアメイトとの関係性はどうでしたか?

ルームメイトは以前日本人とルームシェアをした経験があり、日本の文化に興味を持っていたため、話しやすかったです。よく一緒に食事をしたり、行事に参加したり、出かけたりしていました。帰国後も連絡を取り合っています。


4.現地の治安はどうでしたか?外出などの際に気を付けていたことはありますか?

私や友人の経験を踏まえ、ロンドンの治安はあまり良くないと思います。滞在中、一度万引き現場を目撃しましたし、テロ後の混乱に巻き込まれたこともありました。さらに、比較的安全だと思っていた近所の公園で不審者に遭遇したこともあったので、場所を問わず常に警戒心を持つこと、すぐに動揺しないことが重要だと感じました。不審者に絡まれたり、盗難にあったりした友人が多くいました。そのため、夜遅くにはなるべく出歩かないようにしていました。そして、外出の際は緊急連絡先を控えたメモを持参していましたし、路上で携帯電話をむやみに開かないよう心がけていました。(知らない場所に行く際は、事前に道を調べていました。)


5.現地の交通の便はどうでしたか?

時々地下鉄が止まったり、バスの路線が変わったりすることはありましたが、ほとんど不便を感じませんでした。


6.食事はどのようにとっていましたか?食事の際に気を付けていたことはありますか?

寮費に食費が含まれていたため、学内の食堂やカフェで朝昼晩食事をしていました。(土曜日の夕食は休みだったため、友人と外食をしたり、自炊したりしていました。)
・不足しがちな野菜を積極的に摂取すること
・友人と楽しく食べること
・残さないこと
を主に心がけていました。


7.部活・特別行事・催し物などの課外活動に参加する機会はありましたか?

①部活・サークル
まず、大学では複数の部活・サークル・学生団体に所属していましたが、中でも積極的に活動していたのは以下の2つです。
【学生会】
イベント部で学内行事の企画や運営を行っていました。
【学生委員会】
定期的に教職員と話し合い、学内環境の改善に取り組んでいました。
他にも友人とサークルを作ったり、他大学のサークルに参加したり、学内外の行事によく参加していました。また、時々日本語の授業のTAもしていました。
②特別行事・催し物
(学内では、)ダンスパーティーやカラオケ大会、映画鑑賞会など、ほぼ毎日何らかの行事が行われていました。特に学期の初めは多くあったので、一気に友人の輪が広がりました。ハロウィンの日は一番盛り上がり、皆で仮装をしてクタクタになるまで踊りました。自ら行事の企画と運営に関わっていたこともあり、大変満足感がありました。


8.体調不良や病気になったことはありましたか?どのように対処しましたか?

普段から体調管理に気をつけていたため、特にありませんでした。


9.日本から持参した医薬品はありましたか?何を、どのくらい持参したか教えてください。

・ロキソニン×1箱
・風邪薬(普段から使用しているもの)×1箱
・酔い止め×1箱


10.海外旅行(留学)傷害保険を利用して保険金を請求したことはありましたか?差し支えない範囲でその内容を教えてください。

ありません。


11.医薬品以外に現地へ持参したもので「持参して良かった」と思うものはありますか?

・洗濯ネット
・ヘアドライヤー
・医薬品類
・マスク
・熱さまシート(友人の看病の際に重宝しました。現地では売っていません。)


12.週末はどのように過ごしていましたか?

カフェや美術館を巡ったり、大学主催の観光ツアーに参加したり、電車旅行をしたり、専ら友人と過ごしていました。また、居心地の良い図書館でゆったりと読書する日もありました。


13.長期休暇はどのように過ごしましたか?

大半は旅行をしながら過ごしました。秋学期の間に親しくなった友人とフランスを観光したり、クラスメートを訪ねにドイツへ行ったりしました。


14.長期休暇中に旅行した場合は、渡航内容を教えてください。

渡航先(国・地域名) 渡航時期 目的・期間 費用(概算)
フランス(パリ他) 1月初旬 観光・4日間 約25,000円
ドイツ(フランクフルト他) 1月中旬 観光・3日間 約20,000円
イタリア(ヴェネツィア他) 2月初旬 観光・2日間 約15,000円

15.旅行にあたっての注意点などがあれば記入してください。

・時間に余裕を持って行動すること
・旅行にトラブルは付き物と考え、あらゆる場合を想定して行動すること
・「派遣留学で来ている」と意識すること


Ⅳ.派遣先の学校について

1.学校/学生・教職員の雰囲気はどうでしたか?

立地が良く、自然に囲まれたキャンパスが大変魅力的でした。学生も教職員も国際色豊かです。華やかな学生が多く、明るい雰囲気でした。


2.学校の施設・設備はどうでしたか?

全体的に清潔感があり、設備は比較的新しかったです。(ジムはありません。)個人的に、落ち着いた雰囲気の漂う図書館がお気に入りでした。北星大同様、情報室や自習スペースは非常に充実していました。COVID-19がイギリスに到達してからは、キャンパスのあちこちに手を消毒する機械が設置されました。


3.バディはいましたか?

いなかった。


4.受入体制についてはどう感じましたか?改善してもらいたい点などがあれば記入してください。

(結果問題はありませんでしたが、)バディがいたらより安心できたと思います。


Ⅴ.留学を終えて

1.留学経験は期待に応じたものでしたか?

期待以上
理由:当初懸念していた時差ボケやホームシックを感じることなく、ロンドン生活にすぐに適応できたため。授業内容が大変興味深く、学習意欲を刺激されたため。友人が沢山でき、毎日が充実していたため。


2.留学前と留学を終えた今とで、特に自分が変わったと思う点はありますか?

・留学を終えた今は、以前より打たれ強くなりました。現地で様々なトラブルと冷静に向き合い、対処してきたことが大きな自信となっています。
・イギリスという国、ロンドンという街、英文学がより好きになりました。


3.留学をして有益だったこと・留学生活から得た学びはありますか?

・目標通り、英文学を専門的に勉強することができました。加えて、舞台芸術に親しんだり、ドイツ語のスキルを伸ばしたり、他分野でも収穫が多くありました。
・国際色豊かな大学において、世界のあちこちから学びに来ている学生と日々接していたため、異文化への理解も深まりました。


4.現地の文化・習慣で特に印象的だったことはありますか?

・親しい間柄になると、My loveと呼びかけられること(恥ずかしいです。)
・食堂でも外の飲食店でも、ベジタリアンやヴィーガン向けのメニューが用意されていたこと
・マスクを着用しないこと
・公衆トイレが少ないこと(外出時はカフェやレストランでお手洗いを借りていました。)
・路上にゴミが散乱していること
以上が印象に残っています。

5.これから先、この留学経験をどのように生かしていきたいと思いますか?

まず、今後留学を検討する人たちに還元していきたいです。そして、身につけた英文学の知識を卒業論文に活かしたいです。また、将来日英交流に関わる仕事をしたいと考えています。


Ⅵ.次に留学する学生へ

1.学習面で事前に準備しておくことをオススメしたいもの・ことはありますか?

・TOEFLとIELTS(イギリス留学の場合)の勉強
早めに着手し、無理のない受験計画を立てることをお勧めします。IELTS対策で使用した参考書は国際教育センターにお預けしているので、是非活用いただけたらと思います。(具体的な勉強法は、I. 留学前についての4. の回答欄に記しました。)
・留学先や専門分野の知識を深めること(例:現地で有名な文学作品を読む)


2.生活面で事前に準備しておくことをオススメしたいもの・ことはありますか?

・寮の構造(部屋のデザインや共用トイレ・シャワーの数など)を把握しておくこと
・現地の情報を定期的に収集すること(英語学習を兼ね、イギリスのニュースを毎日チェックしていました。)


3.これは日本から持参すべき/現地で購入すべきものがあれば教えてください。

【日本から持参すべきもの】
・ヘアドライヤー(個人的に一番持参して良かったものです。)
・モバイルバッテリー(小型の方が携帯しやすい。私は大学グッズのモバイルバッテリーを予備用に現地で買いました。)
・変換プラグ(複数あると良い。)
・洗濯ネット(複数あると良い。コインランドリーで重宝。)
・マスク
・抹茶系のお菓子(友人作りのきっかけになります。現地では高価。)
【現地で購入すべきもの】
・SIMカード(空港で設定→路面店で契約更新が安心できます。)
・Rail card(長期留学で旅行の予定があれば購入の価値有り。)
・シャンプーとコンディショナー、フェイス・ボディーウォッシュ(日本から持参すると現地の水質に合わない場合があります。)


4.その他に未来の派遣留学生へアドバイスはありますか?

COVID-19の影響もあり、当面は留学計画を立てにくい状況ですが、派遣留学は人生において間違いなく貴重な経験となります。そして、留学中にできた友人や思い出は一生の宝物になります。学生という保証された身分で長期間海外に滞在できる機会は滅多にないので、一日一日を大切に過ごしてほしいです。学業はもちろん大事ですが、それ以外の部分も充実した生活になると良いですね。応援しています。


 

 

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