Ⅰ.留学前について
1.留学した理由やきっかけは?
私が留学に行きたいと考えるようになったのは中学3年生のときです。当時、クラスの中でも英語が得意だった私は、初めての渡米で自分の英語力において初の挫折を経験しました。それ以降、長期間の留学に行って自分の英語力をもっと伸ばしたいと考えるようになりました。カナダは移民を多く受け入れており、様々な文化に触れることができる点と、私の関心分野である環境・サステナビリティに関する授業を受講できる点に魅力を感じて、セント・トーマス大学への留学を決めました。
2.留学準備を始めたのはいつですか?
2年次
3.語学の試験は何回受験しましたか?
TOEFL:4回
4.語学試験対策も含め、留学に向けて何を・どのように勉強しましたか?
TOEFLへの対策としては、高校時代から使用している文法問題集の解き直しに加えて、TOEFLの参考書で長文問題対策をしました。単語はスーパー英語と、当時は英検の勉強も同時にしていたので英検準一級用の単語帳を使用していました。留学前は北星の留学生と沢山交流をすることと空港でのアルバイトを通して英語を使う機会を作っていました。また、音楽やインスタグラムのフィードは英語のものが多いので、それらも英語力の向上に役立っていたと思います。
5.海外渡航経験はありましたか?留学開始前の直近3回分について教えてください。
| 渡航先(国・地域名)
| 渡航時の学年
| 目的・期間
|
| ロサンゼルス |
中学3年 |
語学学校兼ホームステイのプログラム |
| タイ |
大学3年 |
旅行 |
| インドネシア |
大学3年 |
旅行 |
Ⅱ.現地での学習について
1.平均的な勉強時間・場所について教えてください。
|
| 勉強時間
| 主な勉強場所
|
| 平日(学期中) |
6時間程度 |
スタディーホール、JDH、ラウンジ |
| 休日(学期中) |
8時間程度 |
スタディーホール、JDH、ラウンジ |
| 平日(試験前) |
7時間程度 |
スタディーホール、JDH、ラウンジ |
| 休日(試験前) |
10時間程度 |
スタディーホール、JDH、ラウンジ |
2.授業の様子はどうでしたか?北星大の授業の様子と特に異なる点があれば教えてください。
先生が意見や考えを聞いた時、学生が積極的に発言しているのが印象的でした。また、一人目の発言の後で別の学生がその意見から派生して意見を述べたり、先生が質問を投げかけなくても挙手をしている生徒がいたりしたのにも驚きました。グループワークにおいても、日本人にありがちな「どうする?なんか意見ある?」というような間がなく、はじめましての人たち同士でも躊躇せず直ぐに意見交換が始まりました。
3.授業を受講するにあたって心掛けていたことや工夫していたことはありますか?
ESLの授業以外は内容が難しいので、先生に許可を取って授業内容を録音していました。スライドが授業前に提供される授業は、それを一通り見て予習をしました。テストがある授業は、スライドに書いてあることを自分で説明できるレベルまで落とし込み、友人と確認し合いました。レポートの提出がある授業では、ESLセンターのチューターの方に添削を依頼したり、先生が下書き段階のものを添削してくれる場合はお願いしたりしていました。
4.語学のハンディを感じることはありましたか?どのように克服しましたか?
犯罪学の授業や政治学の授業では、難しい専門用語がたくさん出てくるので、授業を聞いているときに迷子になることがしばしばありました。そういう時は後から授業の録音を聞き返して意味を理解するようにしていました。また、グループワークにおいては、ネイティブしかいないグループワークのときは会話についていくのにかなり苦労しました。
5.語学のハンディ以外に学習面で苦労したことはありましたか?どのように克服しましたか?
グループワークのトピックが「隣町で起きているAIセンターの建設についてしっていること」のような自分は知らないけれど周りは知っている内容についてのときは、自分の意見が一つも浮かばなくて会話に参加できないことがありました。多少テーマから離れても日本の似たような状況などを紹介できるならばその方がいいですが、何も話すことが思いつかないときは「それってつまり○○ということ?」「○○ってなに?」という風に相手が言ったことに質問するようにしていました。
6.担当教員は親切に指導してくれましたか?
私が受講した授業の先生方はどの方もとても親切で、留学生である私のことを理解・考慮してくれました。特に、ESLの先生は授業に関係のないことでも私たちのために尽くしてくれるとても優しい方でした。
7.学習面で準備しておいて良かったことはありましたか?
タブレット端末があるとe-textbookやスライドに自由に書き込みができたり、教科書の内容をコピペして自分専用のノートが作成できたりするので、かなり効率よく勉強できると思います。
Ⅲ.現地での生活について
1.滞在方法
| 滞在方法 |
寮 |
| 寮の場合は寮の名前 |
バニエ |
| 食事プランはありましたか? |
あった:フリーミールプラン (寮に住む人はフリーミールプランしか選べませんでした。)
|
| シェアハウス・ホームステイ先は、どうやって見つけましたか? |
寮の申請等を行える専用のサイト(eRezLife)を利用しました。
|
| ルーム/シェアメイト |
有 |
| 有の場合は構成について |
1部屋に自分を含めて2人
その人は、留学生(どこの国・地域:1学期目はペルー人、2学期目はホンジュラス人) |
2.滞在先の設備はどうでしたか?
バニエは一番新しい寮で、唯一オートロックが完備されていて、一番きれいな寮だと思います。ハリントンとバニエは仕様も部屋の中もほぼ同じ構造をしていますが、バニエのラウンジは廊下に面していてひらけており、ハリントンのラウンジは扉で締め切られているので、ハリントンの方が静かに勉強できます。ですが、バニエには洗濯機と乾燥機が各階に2つずつあり、ハリントンには地下に洗濯室があるため、便利なのはバニエだと思います。
3.ルームメイトやシェアメイトとの関係性はどうでしたか?
私は当初に予定していたルームメイトがしばらく現れず、レジデンスオフィスの方に尋ねたところ、その方はいらっしゃらないとのことだったので、偶然ルームメイトを無くした友人を誘って一緒に住むことにしました。オリエンテーションで出会ってお互い知った仲だったので、大きな問題もなくとても快適に楽しく過ごせました。1学期目を終えるとその子は自国に帰国してしまったので、2学期目からは、ホーリークロスからバニエに引っ越したいという別の友人とルームメイトになりました。その子もすでに知った仲で、とても気を遣ってくれる子だったので仲良くルームシェアをすることができました。
私はルームメイトと大きなトラブルはありませんでしたが、少しでもストレスを感じるようであればRA(寮のリーダーのような存在)に相談したり、レジデンスオフィスに相談して部屋を変えてもらうことも検討したりするといいと思います。
4.現地の治安はどうでしたか?外出などの際に気を付けていたことはありますか?
フレデリクトンは田舎の方なので、治安はかなり良いと思います。ですが、怪しそうな人には近寄らず、夜に出歩くときは必ず複数人で行動するようにしていました。
5.現地の交通の便はどうでしたか?
セント・トーマス大学の学生は、ホットスポットというアプリを使用して、バスを無料で乗ることができました。
6.食事はどのようにとっていましたか?食事の際に気を付けていたことはありますか?
食事は毎日ミールホールでとっていました。ただ、あまり遅くに行くと、食べるものがほとんど残っていないことが多かったです。校内にはTim HortonsとSubwayと小さなスターバックスがあり、学生証にそこで使えるお金が学校から入金されるので、ドリンクやフードを実質無料で買うこともできました。長期休みの間はミールホールが開いていないので、友人と自炊をしていました。
7.部活・特別行事・催し物などの課外活動に参加する機会はありましたか?
部活には所属していませんでした。催し物は定期的に開催されていて、1学期のはじめに友人とブレスレット作りをしたり、リサイクルワークショップに参加したり、世界各国の料理が出品されるイベントに参加したりしました。また、日本人同士で発起して、本物の日本食と日本文化を体験してもらうイベントを現地の日本人会の協力のもと開催しました。
8.体調不良や病気になったことはありましたか?どのように対処しましたか?
風邪を引くことが何度かあったので、持参した風邪薬で治しました。
9.日本から持参した医薬品はありましたか?何を、どのくらい持参したか教えてください。
頭痛薬、胃薬、整腸薬、風邪薬、酔い止め、体温計を持参しました。咳や鼻水等の症状は継続的な服薬が必要なので、多めに持参しておくといいかと思います。
10.海外旅行(留学)傷害保険を利用して保険金を請求したことはありましたか?差し支えない範囲でその内容を教えてください。
ありませんでした。
11.JCSOS(海外留学生安全対策協議会)のJ-TAS(JCSOS Total Assistance Service)を利用したことはありましたか?差し支えない範囲でその内容を教えてください。
ありませんでした。
12.医薬品以外に現地へ持参したもので「持参して良かった」と思うものはありますか?
私はスーツケース(大)とスーツケース(中)の2つを使用し、スーツケース(中)の半分にはパックご飯やカップ麺、お菓子を詰め込んで、消費した後はそのスペースにお土産等を詰めて帰国しました。日本のお菓子は現地の友人にあげるととても喜ばれました。また、寮の中で履く用のスリッパまたはサンダルも用意した方がいいです。
13.現地でのスマートフォンの使用はどのようにしていましたか?(どこのSIMを使っていたかなど)
イエローモバイルというサイトで登録したe-SIMを使用していました。月々35ドルの75GBのものを契約していましたが、旅行中でもそんなにギガ数は減らなかったので、もっとギガ数の少ないもので大丈夫だと思います。
14.週末はどのように過ごしていましたか?
週末はテスト期間でなくても一日勉強して過ごすことが多かったですが、友人たちと美術館や買い物に行ったり、映画を観たり、ダウンタウンのイベントに参加したりして過ごすこともありました。
15.長期休暇はどのように過ごしましたか?
長期休みは旅行することが多かったです。11月と3月にはReading weekという一週間の休暇があるので、課題や費用に余裕があれば旅行したり、何かにチャレンジしてみたりするのもいいと思います。
16.長期休暇中に旅行した場合は、渡航内容を教えてください。
| 渡航先(国・地域名) |
渡航時期 |
目的・期間 |
費用(概算) |
| トロント |
11月 |
旅行・Reading week |
10万円 |
| イエローナイフ、モントリオール |
12月 |
旅行・冬休み |
20万円 |
| ハリファックス |
3月 |
旅行・Reading week |
5万円 |
| ケベックシティー、バンクーバー |
4月 |
旅行・帰国時 |
15万円 |
17.旅行にあたっての注意点などがあれば記入してください。
ホステルに宿泊するときは、たいていの場合、荷物置き場に南京錠を通す穴があるので、南京錠を持っていくことをお勧めします。街を散策するときはスリに気を付ける、人気のないところを通らない、夜は出歩かない等のことに気を付けていれば、安全に楽しく過ごせると思います。
Ⅳ.派遣先の学校について
1.学校/学生・教職員の雰囲気はどうでしたか?
とてもいいです。学生も教職員の方たちもとてもやさしく接してくれ、差別を感じることも特にありませんでした。
2.学校の施設・設備はどうでしたか?
色々なタイプの勉強スペースがあり、自室だと集中できない自分にはとても良い環境でした。図書館は少し大学から離れていますが、夜遅くまで利用できるのでテスト期間などはよく利用していました。
3.バディはいましたか?
いませんでした。
4.受入体制についてはどう感じましたか?改善してもらいたい点などがあれば記入してください。
特に問題ありませんでした。
Ⅴ.留学を終えて
1.留学経験は期待に応じたものでしたか?
期待どおり
理由:セント・トーマス大学では、自分の想像していた以上に沢山の友達を作ることができ、最高のルームメイトたちと暮らすことができ、別れのときにはみんなで大号泣するほどの最高の出会いができました。ですが、現地でできた友達は留学生の人が多く、お互いが分かりやすいように簡単な英語を使うことがほとんどでした。そのため、自分が想像していたよりは英語力を伸ばすことができませんでした。
2.留学前と留学を終えた今とで、特に自分が変わったと思う点はありますか?
勉強漬けの毎日と様々な壁にぶつかった経験から、人として強くなれたと感じています。
3.留学をして有益だったこと・留学生活から得た学びはありますか?
私は環境学、政治学、犯罪学、人権学と様々な分野の授業を受講していましたが、別の授業で習ったことが出てくることや、同じ理論を共有している部分が多く、一つのことを学べば他のことにも応用ができることを学びました。
4.現地の文化・習慣で特に印象的だったことはありますか?
留学前から海外旅行経験や自分と違う文化を持つ人たちと関わる機会があったので、現地で異文化体験をしてもそれほどカルチャーショックを受けることはありませんでした。
5.これから先、この留学経験をどのように生かしていきたいと思いますか?
留学先で学んだ知識や経験を次の学びや就職活動に活かし、これから留学を控える人たちに共有していきたいです。
Ⅵ.次に留学する学生へ
1.学習面で事前に準備しておくことをオススメしたいもの・ことはありますか?
英語力と会話力は別物です。英語がペラペラでなくても、自分の意見や日本との違いを聞かれたときに答えられるように話のネタを考えておくといいと思います。
2.生活面で事前に準備しておくことをオススメしたいもの・ことはありますか?
留学中はカナダのSIMを使うので日本の電話番号は契約解除してしまいがちだと思うのですが、クレカの不正利用を疑われたり、寮費の支払いをしたりするときなどに電話番号でのSMS認証を要求されることが多々あります。そのため、日本の電話番号も使用できるようにしておくといいと思います。
3.これは日本から持参すべき/現地で購入すべきものがあれば教えてください。
薬や化粧品は使い慣れているものの方が安心だと思います。衣類は現地でも買えるのでそんなに持ってくる必要はないと思いますが、ヒートテックは売っていないので持ってきた方がいいかもしれません。
4.その他に未来の派遣留学生へアドバイスはありますか?
自分より英語ができる人、自分より海外渡航経験がある人、自分より高学歴な人、自分より友達作りが上手な人、自分より積極的に頑張っている人、そういう人たちと比べて「もっと頑張らなきゃ!」と努力するのはとても素晴らしいことだと思います。ですが、自分を責めたり卑下したりする必要は無いし、たまには頑張らない時間を設けることも長い留学生活を乗り越えるには必要だということを覚えておいてほしいです。