北星学園大学・北星学園大学短期大学部

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海外活動報告

Abroad Interview

一つのことにとらわれず広い視点で物事を見つめる

セントラルランカシャー大学

文学部 英文学科 3年 女性

イギリス (2018.9~2019.8)

派遣留学


Ⅰ.学習面

1.授業の様子、内容はどうでしたか。

 先生が親身になって一人一人に指導してくれました。学問的なことのみならずイギリスが抱えている問題や文化についても知ることができたことは良かった点だと思います。


2.語学のハンディはありましたか。

 はじめの頃はイギリス英語が聞き取れず苦労しましたが、一週間ぐらいすると慣れてきました。これは「自分の英語力が向上した」からではなく、「イギリスの生活に慣れてきて言葉を聞き取らなくても何を意味しているのかが分かるようになった」からかもしれない(例えば、買い物をするときは、列に並ぶ→レジ袋が必要か聞かれる→カフェであればホイップなどいるか聞かれる→現金かカードか聞かれる→商品をもらうなど)ため、現地で暮らしていても、意識しないと英語を使う機会はそれほど多くないです。


3.授業についていくため、特に工夫したことはありますか。

 授業は英文学科1年生の「Basic 〇〇」等に内容が似ていたためそれほど難しくはありませんでした。


4.教授陣は指導面で援助してくれましたか。

 先生は親身になって対応してくれました。補講の日には先生とご飯を食べに行く機会もあり、学生との距離がとても近かったように思いました。


5.学習面で一番苦労した点は何ですか。

 グループワークだと思います。クラスの中で日が経つにつれてやる気のある人とない人に分かれていき、発言者などが固定化されていったためです。
 さらに頑なに英語を喋らない人が多いグループに入るとその人たちの母国語でグループワークが進められてしまうことがあり、その意見をまとめることが大変でした。


6.その他、学習面で特に記しておきたいこと、準備しておいて良かったこと、準備しておけば良かったことは何ですか。

 積極的に発言する人が多いため、強い意志・意見をもって挑んだ方がいいと思います。


Ⅱ.生活面

1.寮の名前

 Douglas Hall


2.寮生活について感想・意見など

 はじめは寮にいい印象がありませんでした。決められた時間内にしかお湯が出ないことや、冷凍庫が壊れていたことに困惑したためです。
 しかし、向こうとしては、「嫌なところは言ってもらえれば直す」という考え方で、言えば直してくれるということがわかり、文化の違いを知ることもできました。


3.ルームメイトとはうまくいっていましたか。

 フラットメイトはいい人たちでしたが、しばしば騒音が気になることがありました。私は騒音にストレスを感じたときは、図書館に行ったり、友達と話したりしていました。


4.食生活はどうでしたか。

 私は自炊をしていたので、外食は多いほうではなかったと思います。
 レストランの料理はおいしいのですが、メニューがフィッシュアンドチップス、ハンバーガー、ピザ、パスタ、チキンのみの場合も多くありました。
 日本食レストランはプレストンにはありませんでしたが、マンチェスター、リバプールまで行けば回転寿司店やラーメン屋さんがありました。


5.課外活動、特別行事、催し物などクラス外での活動に参加する機会はありましたか。

 Language Academy(語学研修施設)では小旅行があり、マンチェスター、リバプール、ランカスターにクラスの仲間と行くことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。


6.休暇について

(1) 週末はどのようにして過ごしましたか
 週末は2週間に1回程度、友達と国内旅行をして過ごしました。Railcardという切符の割引券があり、£30払えば、通常の1/3の値段で鉄道の切符を買うことができるため、購入をおすすめします。また、Trainlineというアプリでチケットを購入すれば、Railcardの割引を受けられますし、リアルタイムで遅れや出発時間を確認することもできるので非常に便利だと思います。

(2) 長期休暇はどこでどのようにして過ごしましたか。
 長期休暇はほとんど一人で、クリスマスはパリ、ミュンヘン、ロンドンを旅行し、帰国前にイタリアに一週間滞在しました。チケット(特に列車)は早いうちに取ると非常に安く、ローマ―フィレンツェは片道€12.9で行くことができました。
 私はスリには遭わなかったのですが、友達は財布を盗まれたり、ミサンガ詐欺に遭ったりしていたので注意をしたほうがいいと思います。


Ⅲ.大学について

1.大学の雰囲気はどうでしたか。容易に溶け込むことはできましたか。

 大学の雰囲気はとてもよかったため、溶け込むことができました。


2.設備など、学習にふさわしい環境でしたか。

 設備はとても整っていたと思います。コンセントがどこにでもあり、パソコンなどの充電ができるため、課題を行うのには十分だと感じました。
 北星の情報室のようなところは図書館の上の階にしかなかったため、自前のラップトップを準備していてよかったと感じました。


3.大学の受け入れについてはどう感じましたか。

 なんでも柔軟に対応してくれました。困ったことがあったらなんでも相談してみるのが良いと思います。


Ⅵ.総括

1.留学経験は期待に応じたものでしたか。

 期待以上だったと思います。


2.留学をして有益だった点を挙げてください。

 世の中が抱える問題を広い観点で見られるようになったこと。今まではあまり関心がなかった世界のニュースに目を向け、日本との関連性について見つめることができるようになったこと。


3.これから先、留学経験をどのように生かしていきたいと思いますか。

 留学生活で学んだ「一つのことにとらわれず広い視点を持てば、新たな考えを生み出すことができる」ということを忘れずに就職活動等で様々な苦難を乗り越えていきたいと思います。


4.約1年間の留学生活を振り返って、感じたことは何ですか。

 この留学を無事に終わらせることができたのは周りの方のサポートがあったからだと強く感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

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