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学生部長から学生へのメッセージ
2020年10月12日
みなさんへ
学生部長 中 村 和 彦
COVID-19禍に見舞われている2020年、4回目となるメッセージを書きました。前回は8月14日、前期授業期間最終日のことでした。その最後には、「9月からの後期、多くの学生さんと大谷地キャンパスで、直接お会いできる機会に恵まれることを心の奥底から願っています」と記しました。実際に後期授業期間がはじまり1か月、対面講義も増え、サークル活動も実施され、キャンパスには学生さんの姿が増えました。ランチタイムには生協食堂が混雑するほどです(もちろん生協食堂は、対面パーテーションの設置、手指消毒薬の用意、箸やフォーク、ソースなどの個別配布など感染予防対策を行っています。本学では、教室や体育施設等のハード面、また活動や利用に関し、様々な分野や領域で公表されている感染予防対策を参考にし、一段階、厳しい、徹底した対策を講じています)。
先週の10月7日、鈴木直道北海道知事は、道内の大学長宛てに「新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向けた学生等への注意喚起のお願い(依頼)」を発出しました。周知のように道内においては、感染者が増加傾向にあり、年代別割合では、30代以下が7割を占め、若い世代の感染拡大が顕著となり、予断を許さない状況に陥っているためです。特にみなさん若者世代に対して、「感染しているかも」と思って常に感染防止対策を意識して行動することを呼びかけています。学内デジタルサイネージ等でもお知らせしていますので、各自確認し、自覚的に行動して下さい。
北海道知事からのお願いと前後して5日の月曜日、本学において1名の感染者を確認しました。近隣の諸大学での感染者の増加、人びとの接触機会が増えてきた、秋になり気温が下がってきた等の状況から、感染者の確認は極度に驚くべきことではありませんでしたが、マニュアル等、充分に準備していたとはいえ、対応には緊張感が伴いました。このような場合に「クラスターを発生させない」ことが第一義的に重要となります。対面講義やサークル活動をどのようにするのか即時に判断しなければなりません。また札幌市保健所との連携、指示の下、感染者とともに「濃厚接触者」確定のために情報を提供し、PCR検査に繋げていくことになります。昨日11日にすべての濃厚接触者の「陰性」が判明し、また感染者も療養施設を出て自宅待機、要観察期間に入ったと聞いています。
ところで、キャンパス内には「簡易手洗い場」が多く設置されていますが、設置したのは4月の末のことでした。他の大学では見られない対応ですが、非常に早い決断でした。当初は、対面講義はなく使用される機会はありませんでしたが、最近では、多くの学生が手洗いの上、C館に入館していますし、学生証によるチェック、サーモカメラによる体温チェックが励行されています。このような日常的な取り組みを各々が実践して下さっていることが、今回、クラスターの発生を防ぐことに繋がりましたし、濃厚接触者確定のプロセスもスムーズに進みました。
一方で残念なこともありました。SNS上で、根拠に何ら基づかず感染者の所属学科を特定したり、「北星は、一切、教室等の除菌、消毒を行っていない」といった「デマ」を投稿したりすることが散見されました。これらに何か意味があるでしょうか。個人の誤った行動をストップさせることはできませんが、受け取る側の「不安」を煽るような言動は厳に慎むべきです。不快感しか残りません。
世界のリーダーのひとりがCOVID-19に感染しました。ニュースから得られる情報からの理解ですが、その傍若無人な振る舞いには、ご本人には意味があるにせよ、あきれるばかりです。また、「俳優のA氏が体調不良を訴え、PCR検査の結果、陽性が判明しました」という情報が毎日のように流されます。これは多くの人に注意を促す意味があってのことなのでしょうか。疑問が残ります。
私たちは「情報」を求めています。そして私たちには、「情報」を取捨選択し、適切に判断する力が求められます。とはいえ、先行き不透明な中、不確かな情報、根拠に基づかない情報に振り回されてしまうことも少なくありません。「それほど恐れることはない」と言われても、重症化リスクの高い高齢の方や持病を持っている方が側にいる場合、不安が募り、多くの情報に頼ってしまいがちです。だからこそ、安易な情報を流すことは慎まなければならないのです。
確かなことは、「人と人の接触が増えれば増えるほど感染リスクは高まる」と言うことです。そのことを踏まえ、どのように大学生生活を充実したものにするか。結局のところ、「COVID-19に感染しない、感染させない、媒介者にならない」継続的な取組み、「手洗い」、「検温」、「マスク」、会話や飲食等々、「密」な状況を決して作らないことに尽きます。
一日一日を大切に、前進していきましょう。
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