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(注意喚起) 海外渡航時の安全対策について

2023年08月03日

本学大坊学長より海外渡航する学生へ向けた注意喚起のメッセージが出されています。対象者は必ず下記メッセージを必ず確認し、十分な備えを行った上で海外渡航されるようお願いいたします。


夏休みに海外渡航予定のみなさん、安全で楽しい海外渡航に向けての安全対策と心の準備は万全ですか?

海外で出会えるのは美しい風景と優しい人々だけとは限りません。テロや犯罪による事件・事故、ハリケーンや山火事等の自然災害、そして感染症や病気・怪我などの危険もあなたを待ちかまえています。特にゴールデンウィーク、夏休み、年末年始等のいわゆる海外旅行のシーズンには、日本人旅行者を狙った犯罪が増えますので、注意が必要です。

渡航先では、解放感からついつい油断が生じます。こうした心のスキが、取り返しのつかない結果を招きかねません。出発前には外務省海外安全ホームページや渡航先の日本大使館や総領事館のホームページ等から渡航先の情報をしっかりと収集し、万一に備え、自分の安全を守るために必要な知識を得ておきましょう。そして、渡航先では決して油断せず、常に「自分の身は自分で守る」との意識を持ってください。外務省HPによると、アジアを中心に「いかさま賭博」の被害、また、欧州を含む広い地域で「スリ・置き引き」「薬物」に関わる犯罪被害が多数起きているそうですので、十分注意してください。

また、海外で大きな災害や事件が発生し、国内で報道されると、保護者の方や友人は、みなさんが巻き込まれていないかと心配します。このため、出発前には必ず、LINEなどのSNS以外にも自分の携帯電話番号、渡航日程、宿泊先等の連絡先を御家族や留守宅に残すとともに、渡航先からも定期的に連絡するように心がけてください。特に、旅行会社の企画旅行等を利用しない個人渡航の方々は御家族や留守宅と定期的に連絡を取るようにしてください。

渡航前に

【渡航先についての情報収集】

外務省海外安全ホームページ や渡航先の大使館・総領事館のホームページなどで渡航前に渡航先の海外安全情報を必ず確認してください。

【たびレジ登録または在留届提出】

海外へ渡航する人は、外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」 登録を行ってください。
※「たびレジ」に登録すると現地の大使館・総領事館から、日本語で最新の安全情報がメールで届きます。また、大規模な事件・事故、テロ、自然災害等緊急事態が発生した場合、被害の状況によっては、現地の大使館・総領事館から、緊急連絡のメールが届き、安否確認・支援活動を受けることができます。

外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する日本人は、「在留届」 を提出することが法律で義務付けられています。

海外へ渡航される皆様へ(外務省)
※緊急事態発生時には、提出された「在留届」をもとに、大使館・総領事館が、安否確認・支援活動等を行います。

【海外旅行保険加入】

海外旅行中、たとえ万全の注意を払っていても、事件や事故に巻き込まれる可能性はないとは限りません。また、健康に自信があっても、海外では日本と違う環境でのストレスや疲労により、思いがけない病気にかかる可能性もあります。
海外では日本に比べ治療費が高額になるのが一般的ですから、海外旅行保険には必ず加入しておきましょう。

海外旅行保険加入のおすすめ(外務省 海外安全ホームページ)
海外旅行保険Q&A(日本損害保険協会)

クレジットカードには海外旅行傷害保険特約のついたものもありますが、保険の限度額やサービス・条件が十分とは言えません。海外の医療事情は日本とは大幅に異なり、医療機関に対して治療費の支払い能力の証明ができない場合(海外旅行者の場合、海外旅行保険を契約していないなど)には、全く治療が受けられないこともあるようです。

各保険会社が提供するサービス内容に若干の違いはありますが、海外旅行保険に加入することにより概ね次のサービスを受けることができます(詳しい保険内容については、海外旅行保険を取り扱っている保険会社にお問い合わせください。)。

◆病気やケガ(交通事故など)をしたとき
▸診療費、入院費、緊急移送費など
▸治療に必要な交通費や通訳雇入費用など
▸入院後、通常の旅程に復帰するため、帰国するための交通費
▸救援者(家族等)の渡航、宿泊費用

◆盗難や偶然の事故により携行品が損害を受けたとき
▸各保険会社の定める範囲内での金銭補償

◆旅行中にあやまって他人にケガをさせたとき(他人のモノを壊したとき)
▸法律上の賠償責任を負った場合、その損害賠償金(賠償責任保険金額を限度)

【現地での緊急連絡先の確認】

緊急の際、すぐに必要な連絡ができるよう、主要な連絡先を控えておきましょう。 連絡先一覧はコピーをとって複数持っておくこともおすすめします。

保護者/現地宿泊先/渡航先の日本大使館・領事館/現地の警察・救急
海外旅行保険会社/クレジットカード会社/海外プリペイドカード会社/
航空会社/携帯電話会社/留学の場合は留学先(学校名・担当者)、手配会社も



JCSOS(特定非営利活動法人海外留学生安全対策協議会)海外渡航者向けページ では、このこと以外にも様々な危機管理についての情報が出ていますから、渡航前に確認しておきましょう。
※アクセスのためにはログインが必要です(ログインID:hokusei5931 パスワード:goabroad5)

【SIMカードの手配】

Wi-Fi通信では緊急時に対応できない場合がありますから、渡航先では携帯電話(スマートフォン)で電話通信が可能な状態にしましょう。SIMカードは出発前に国内で購入することもできます。

【新型コロナウイルスに関連して】

新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国に際しての条件・行動制限措置は、外務省HP で確認できます。

新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国に際しての条件・行動制限措置(外務省 海外安全ホームページ)

新型コロナウイルスをめぐる各国の対応策は流動的ですので、本情報の内容から更に変更されている可能性もあります。これらの国への渡航を検討される際には、各国当局のホームページを参照するほか、各国在京大使館に確認するなど、最新の情報を十分に確認してください。

現地では

【安全な海外旅行のための心得5箇条】

1.現地の法律を守り、風俗や習慣を尊重すること。
当然のことですが、旅行先では、その国の法律に従って行動しなければなりません。各国の法律は、その国にある宗教や文化等と密接に繋がっているため、日本では比較的軽い犯罪と見なされる行為であっても、国によっては信じ難いほど重い犯罪となることもあります。旅行中は常に滞在国の法律を守り、風俗や習慣に配慮した行動をとるよう心がけましょう。

特に薬物犯罪については、近年、多くの国が取締りを強化しています。死刑を含めた厳罰でのぞむ国も珍しくありません。実際、日本人が旅行中に軽い気持ちで薬物に手を出し、または、知人からの依頼を断りきれず「運び屋」となったことでその後の人生を台無しにするほどの重い刑罰を科せられた例もあります。
ドラッグや大麻は、たとえ合法の国・地域であっても絶対に使用してはいけません。

2.危険な場所には近づかないこと、夜間の外出は控えること。
一見、安全と思われる国・地域でも特定の場所や時間帯では、危険な場合があります。事前に渡航先の犯罪多発地域をチェックしておき、そうした場所には近づかないことが大切です。また、不案内な外国では、夜間の外出には様々なトラブルがつきものです。特に夜間に少人数で外出することは、場所を問わず控えることをおすすめします。

3.多額の現金、貴重品は持ち歩かないこと。
一般に、日本人観光客はお金持ちで不用心という印象が流布しています。路上や観光スポットで日本人をターゲットにしたスリや置き引きが各地で多発しています。犯罪者に目を付けられないためには、ひと目で旅行者と分かる身なりは避け、万が一犯罪に遭遇しても最小限の被害ですむよう、外出時には多額の現金や貴重品は持ち歩かないようにしましょう。

4.見知らぬ人を安易に信用しないこと。
日本人は外国では詐欺の格好のターゲットとされやすいです。特に個人で旅行をする若年者が、見知らぬ人から自宅に誘われたり、飲食物をすすめられたり、「いかさま賭博詐欺」や「睡眠薬強盗」の被害に遭った例は少なくありません。見知らぬ人から親しげに声をかけられても、安易に信用することは禁物です。

5.犯罪被害に遭ったら:命が一番大事。
海外では、犯罪の多くに凶器が使用されています。また、犯罪者はグループで犯行に及ぶことが多く、一見単独行動に見えても近くに仲間がいることがあります。万一、強盗等に遭った際に、犯人の要求に抵抗し犯人を刺激すると、凶器による暴行を引き起こす可能性が高まるため、生命の安全を第一に考え、犯人の要求に抵抗しない態度を示すことが必要です。盗られたものはまた購入することができ、パスポートも再発行が可能ですので、命を第一に考えて行動しましょう。

帰国前に

【Visit Japan Web登録】

日本への入国手続き「入国審査」、「税関申告」をウェブで行うことができるサービスです。スムーズな入国手続きのために利用をおすすめします。
利用のためにはアカウント登録が必要です。
Visit Japan Web(デジタル庁)
※2023年4月29日以降、日本入国時のワクチン接種証明書や出国前検査証明書の提示は不要となりました。

以上

安全対策の「知識」と「意識」をしっかり持って海外渡航をお楽しみください。

2023年8月2日
学長 大坊 郁夫

<参考>

 

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