本日の広報ニュースでは、昨日から開催されている「English Camp in 北星 2016」第2日目のようすをお伝えします。
第1日目のようすは、こちらをご覧ください。
★9:15-11:00 Group presentations
今回のプレゼンテーション(以下「プレゼン」)は、各グループともに1つの国を取りあげて、
その国の文化等を紹介します。
Aグループは「カナダ」、Bグループは「韓国」、Cグループは「ブラジル」、Dグループは「ドイツ」、Eグループは「イタリア」、Fグループは「エジプト」について発表しました。
各グループとも各国の祝日やお祭り、観光地、食べ物や音楽だけではなく、その国独自の伝統や風俗・文化や習慣などを実際に演技して見せるなど、昨日会ったメンバーでの発表とは思えない内容の濃さでした。
さらに、どのグループもクイズ等、英語で会場に問いかける姿が多く見られました。
回答者の答えに対してさらにコメントを加えるなど、参加者の英語力には目を見張るばかりでした。
プレゼンの審査員である在札幌米国総領事館の総務・経済・領事部領事のジャスティン・トール氏も、高校生が行ったプレゼンのレベルの高さに感動していました。
★Aグループ「Canada」
★Bグループ「Korea」
★Cグループ「Brazil」
★Dグループ「Germany」
★Eグループ「Italy」
★Fグループ「Egypt」
★11:15-12:00 Awards ceremony,comments from judges,and closing ceremony
審査の結果、Eグループが最優秀賞、Bグループが特別賞を受賞しました。
また、参加者全員に参加証明書が渡されました。
参加者全員で記念撮影☆

★12:00-12:30 Tea party
発表を終え、最後にみんなで楽しくサンドイッチパーティーをしました!
2日間寝食を共にし、同じ目標をもって一緒に頑張ったグループの仲間どうしや教員、留学生や本学学生と一緒に写真を撮影するなど、今回のイベントをとおして、新しいつながりが生まれたようでした。
みなさん2日間お疲れさまでした!ぜひ、また北星に遊びに来てくださいね。
☆参加者に直撃インタビュー☆
特別賞を受賞したBグループのAoiさんからお話を伺いました。
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Q:今回このイベントに参加してどうでしたか?
Aoi:今回初めてこのような企画に参加しました。今まで、英語は受験やテストの勉強のためだけに使ってきましたが、今回英語を話すために使うことが出来て、いい経験になったしとても楽しかったです。 |
この初めてのイベントの成功を支えた学生スタッフSatsukiに感想を聞きました。
「English Camp in Hokusei 2016 に参加して」
私がこのイベントに参加した感想を一言でまとめると「未来の可能性を広げる、いい刺激をもらえた」です。まずは、その理由をお伝えする前に、参加の動機と目的について書きたいと思います。
ある日、同じ英語の授業を受ける友人からイングリッシュキャンプについて聞き、「英語力」「ファシリテーション力」「リーダーシップ力」を鍛える良い機会になると思い、参加を決めました。その後、イベントを担当する先生と面談をし、高校生も参加するということも知りました。それから、高校生たちには「失敗してもいいんだよ」「勉強ってなんだろう?」この二点を伝えたいと思うようになり、自分を成長させるため、そして、高校生に私の思うことを伝えるために参加することになりました。
実際にイベントに参加してみると、高校生に伝えるどころか、高校生から学ばされることばかりでした。例えば、緊張しても、疲れても、英語に自信が無くても、難しくても、とにかくプレゼンテーションに備えて直向きに努力する姿勢を見て、「自分は高校生だからできないんだ」とやる前から諦めず、前に突き進むことが大切なのだと気づかされました。そして、前に突き進む行動力と勇気の他に、それらを支える準備もまた大切なのだと感じました。キャンプの2日目の朝、不安そうに練習していたのですが、いざ本番になると一所懸命に英語で説明して、体で表現したり、聞き手に質問したりと、大人になっても難しいことをしっかりとやり遂げていました。その姿勢を見ると、少し前まで不安そうにしていた高校生たちとは到底思えません。本当に素晴らしかったです。
冒頭で述べた、私の参加した目的である「失敗しても良い」「勉強の意味」について伝えるということですが、きっと参加してくれた高校生には気づいてもらえたのではないかと思います。失敗を恐れないという姿勢は、自らを大きく成長させる原動力になり得ます。また、英語の文法を気にするあまり、英語を話せないということもなくなっていくのだと私は考えています。このイベントでは、英語の文法を気にして英語で話すことを躊躇うということは感じられませんでした。私が高校生の時、勉強とは学校の定期試験で良い点を取ることや受験に合格するためのものであると考えていました。きっと将来使うことのない数学の公式も、なぜ学ばなければならないのだろうと思うこともありました。事実として、実際にこの先の将来の中で使わない知識もあると思います。ただ、今では私は勉強についてこう考えるようになりました。相手の気持ちや意図を汲み取るための国語、難しい問題にも諦めずに解き続ける粘り強さを鍛える数学、異文化を理解するために欠かせない歴史や地理、物事の原理を理解する探求心を育む理科、外国人と考えを交わすための英語、自らの感性を高める音楽や体育、そして美術。きっと直接役立たなくとも、その人の人間性や将来を明るいものにしてくれる道具なのだと思います。高校生の皆さんには「勉強は受験のためじゃない」ということの他に、自分の思う「勉強の意味」を探して欲しいと思っています。私も、勉強の意味を追求し、生涯勉強していこうと思います。
さて、「未来の可能性を広げる、いい刺激をもらえた」ということですが、このイベントを通して、なりたい自分ややりたいことの幅を広げる機会を得られたという意味で述べました。例えば、夢とは「先生になりたい」という職業についてではなく、先生になってどんな自分でいたいか、何をしたいのかということだと思います。その夢に近づくためのお手本を探したり、己を鼓舞してくれる仲間に出会えたりする場になったのではないかと思っています。そして、私は若々しい高校生たちに負けないように頑張ろうと、鼓舞されたのでした。
最後に、北星学園大学の学生サポーターとして、参加してくれた高校生全員が短い時間だったのにも関わらず、英語でプレゼンテーションを成功させてくれたことを誇りに思います。また、このイベントが元気な挨拶から始まり、大きな拍手で終えられたことを大変嬉しく思います。参加してくれた皆さんと、またいつかどこかで会える日を楽しみにしています。
Satsuki
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