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社会福祉学部の学生が「第71回 Council on Social Work Education (CSWE) Annual Conference」に参加しました。

2025年11月28日

社会福祉学部の学生が2025.10.23~26にかけて米国コロラド州デンバーにて行われた。第71回 Council on Social Work Education (CSWE) Annual Conferenceに参加しました。
テーマは 「It’s Time to Act: Championing Disability Justice and Disability Joy in Social Work」、ソーシャルワークにおける障害者正義(Disability Justice)と障害者の喜び(Disability Joy)を中心に据えた議論が展開されました。

【参加学生の感想】

社会福祉学部福祉臨床学科(現:社会福祉学科)4年 長井駿太さん

今回の経験は、これまでの海外での学びの中で最も難しいと感じるものであり、正直に言えば「お金の無駄になってしまうのではないか」と不安になるほどでした。理由は、大勢が大学教授や修士・博士課程の学生である中で、私は学士課程の立場であり、知識の差が圧倒的にあること、そして英語が流暢ではないことにありました。

しかし、その不安を消してくれたのは、学会で出会ったボストン大学のNanako Okuda教授の言葉でした。私は「分からないことばかりだ」と打ち明けましたが、彼女は「大丈夫。心で感じて。」と励ましてくださいました。さらに、「英語は後からついてくる。今あなたができることは、「頭で理解」しようとするのではなく、「心で感じる」ことだ」と教えてくれました。

この言葉を通じて、私は「分からない」という苦しく悔しい経験さえも、将来ソーシャルワークの現場で、同じように不安や困難を抱えるクライエントに共感するための大切な糧になると気づきました。つまり、理解できない経験も、誰かのために役立つ経験へと変わる。それこそがソーシャルワークに必要な姿勢であると学びました。

海外で学会に参加したという事実は、一見「すごい」と思われることがあると感じます。しかし私にとっては、胸を張れる成果というよりも、むしろ謙虚さや弱さ、そして辛さを体験する機会でした。それでも「それでいい」と思えています。なぜなら、この学会でNanako Okuda教授と出会えたことが、私にとって何よりの学びとなったからです。

 

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