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2025年03月10日
南准教授は、昨年8月から1年間国外研修として、アメリカ・ウィスコンシン州のウィスコンシン州立大学オークレア校(University of Wisconsin-Eau Claire)に、Visiting Scholarとして在籍しており、昨年からこちらの研究者と共同研究を進めており、このたび共著した研究論文が国際学術雑誌に掲載されました。
論文タイトル:Political Corruption and Local Mutual Fund Performance
ジャーナル名:Economics Letters
掲載日:2025年3月2日(オンライン公開)
共著者:Hyoseok David Hwang(Associate Professor, University of Wisconsin-Eau Claire)
論文の概要:
本研究では、アメリカの州における政治腐敗と、その州内のミューチュアルファンド(アメリカで一般的なオープンエンド型の投資信託)の運用成績との関係を実証分析した。アメリカの各州の政治腐敗(高位公職者の起訴件数を州の人口で割ったもの)が深刻であるほどミューチュアルファンドの運用成績が高くなることを明らかにした。
既存研究が主張していた、政治腐敗が経済に悪影響を与えるという「腐敗コスト説」とは相反する、「(地理的な近さによる)情報アドバンテージ説」を支持する実証結果の提示に成功している。
論文は こちら からダウンロードできます。
<関連リンク>
・faculty-and-staff 南准教授のプロフィール(ウィスコンシン州立大学オークレア校HPより)
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